韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!「夏休みの恋」を感じさせる歴代作品5選
7月に入り、いよいよ夏本番。梅雨がまだ明けていない地域もあるが、真夏日が記録されるなどもうすっかり1年で最も暑い季節がやってきた。
開放感とワクワクが詰まったこの時期は、ドラマもそのような趣向が凝らされたものが多く、夏ならではの風景と共にとびきりの胸キュンストーリーが繰り広げられるものが目立つ。
どこか非日常感があり、キラキラとしたロマンス模様に魅了されたことがあるドラマファンは多いのではないだろうか。
特に韓国ドラマの場合、観る者の共感を誘発するのが得意。昔の経験や体験と重ね合わせながら観ると、懐かしさと相まって思わぬ楽しみ方ができることも。
そこで本記事では、他の季節にはない夏らしさが独特の魅力を放つ夏のロマンス韓国ドラマを5つピックアップして紹介する。
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都会の男女の恋愛法 (kakaoTV/2020)
『都会の男女の恋愛法』は、長期休暇をとってサーフィンを楽しむことにした建築家と、海の家でアルバイトをする女性が出会って繰り広げられるリアルな恋愛模様を描いた物語。
ひと夏の恋が日常に戻った時どうなるのか、その過程と結末が見どころだ。都市に生きる若者の現実を盛り込みながら、すれ違いと誤解によって恋愛に少しずつ亀裂が入り衝突を繰り返す男女の姿と和解が描かれている。
●キャスト:チ・チャンウク、キム・ジウォン、キム・ミンソク、ハン・ジウン、リュ・ギョンス 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月4日現在):Netflix
二十五、二十一 (tvN/2022)
『二十五、二十一』は、IMF危機によって夢も目標も奪われた若者たちの友情と恋、成長を描いた青春ロマンス。様々な季節が描かれているが、夏ならではのキラキラとした風景や情熱溢れるシーンの数々が印象的な1作だ。
時代に翻弄されながらも、懸命に自らの道を切り開いていこうとする登場人物たちの姿が印象的で、どのシーンを切り取っても美しいの一言。恋愛と夢を両立することの難しさや、青春がいかに儚く、キラキラとした貴重なものであるかを教えてくれる。
●キャスト:キム・テリ、ナム・ジュヒョク、キム・ジヨン、チェ・ヒョヌク、イ・ジュミョン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月4日現在):Netflix
わかっていても (JTBC/2021)
『わかっていても』は、恋愛に傷ついた女子大生が、魅惑的な1人の男性に出会ってはじまる青春ロマンス。ソン・ガンが、恋愛はしたくないが、友達以上恋人未満の関係を望むクズ男を魅惑的に演じて、視聴者をときめかせた作品だ。
惹かれてはダメな相手だと分かっていても、気持ちを思うようにコントロールできないリアルな心情が描かれており、夏の火遊びのような関係から始まった恋の結末が最大の見どころ。若者世代の恋愛に対する葛藤や甘さ、痛みがリアルに取り上げられている。
●キャスト:ハン・ソヒ、ソン・ガン、チェ・ジョンヒョプ、イ・ヨルム、ヤン・ヘジ 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月4日現在):Netflix
ひと夏の奇跡~Waiting for you (SBS/2017)
『ひと夏の奇跡~Waiting for you』は、『その年、私たちは』は、12年前に19歳で事故死した少年が、そのままの姿で21年ぶりに初恋の女性のもとに現れて始まるファンタジーロマンス。
夏に起こった神秘的な話として物語が展開されており、同季節ならではの感性が活かされた雰囲気が、初恋のときめきやすれ違いと相まって視聴者に強い印象を残す。12歳という年齢差と現実という壁を克服することができるのか最後までご覧いただきたい。
●キャスト:ヨ・ジング、イ・ヨニ、アン・ジェヒョン、チョン・チェヨン、イ・シオン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月4日現在):Amazon Prime Video、DMM TV、FOD、ABEMA、U-NEXT、Rakuten TV、Lemino、Hulu、J:COM STREAM
その年、私たちは (SBS/2021)
『その年、私たちは』は、高校生の頃に撮影したドキュメンタリーをきかっけに始まる元恋人同士の再会と成長を描いた青春ロマンス。主演を務めたチェ・ウシク&キム・ダミカップルが、かわいいと視聴者から好評を得た作品だ。
ドラマのタイトルである”その年”とは、2人にとって忘れられない思い出となっている高校時代のある夏のこと。10年を経てもなお、当時の記憶と感情が人生に大きな影響を与えており、尻切れトンボとなった恋愛が再会してどうなるのか、リアルな展開が視聴者を魅了する。
●キャスト:チェ・ウシク、キム・ダミ、キム・ソンチョル、ノ・ジョンウィ、アン・ドング 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月4日現在):Netflix
(ライター/西谷瀬里)