親子で楽しむ昔ながらの味!大正ロマン香る老舗のパン屋さん【京都市伏見区】
日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、京都で4番目に創業されたという老舗のパン屋さんです。
どこか懐かしい雰囲気を醸し出す昭和レトロな店構え
京阪本線・伏見桃山駅から徒歩約7分、歴史と情緒が溢れる納屋町商店街に佇む『ササキパン本店』。創業は大正10年(1921年)と、100年以上の歴史を誇る老舗パン屋さんです。パン屋さんが多い京都の中でも、4番目に創業されたお店なんだとか!
店先にはオレンジ色の箱がずらりと並び、その中にはぎっしりとパンが並んでいます。昭和30年に考案されたというパッケージは、レトロで温かみのあるデザインが特徴で、思わず手に取ってしまいたくなる魅力があります。
ほとんどのパンが店先に並べられているので、納屋町商店街を散策しながら気軽に選べますよ。子どもと一緒にお散歩がてらに立ち寄れば、店先でお気に入りのパンを見つける楽しさも味わえそうですね。サッと立ち寄っておいしいパンを購入できる手軽さも嬉しいポイントです。
昭和レトロな親しみやすい店内
店内も昭和レトロな雰囲気そのものです。昭和を知らない世代であっても、どこか懐かしさを覚える不思議な温かさが広がります。そんな同店には、地元のお年寄りから小さな子ども連れの家族まで、たくさんのお客さんが訪れます。
店内では、ほとんどのパンが160円というお手頃な価格で販売されています。特に一番下の棚には菓子パンが並べられており、小さな子どもでも自分で選べる工夫がされています。
おすすめのパンをご紹介
今回は、昔懐かしいパンの中から小さな子どもから大人も楽しめる、筆者おすすめの3種類をご紹介します。
(1)メロンパン
『メロンパン』(160円)は、一般的にイメージする丸い形ではなく、ラグビーボール型をしています。実は、京都では昔この形のパンを“メロンパン”と呼び、丸い形のパンを“サンライズ”と呼んでいたそう。
パンの中には程よい甘さの白あんがたっぷりと詰まっており、ひと口食べるとほっとするような優しい味わいが広がります。懐かしさを感じる一品で、どこか温かみのある味わいが特徴です。
(2)チョコチップサンライズ
『チョコチップサンライズ』(160円)は、大きめのチョコチップがゴロゴロと入ったメロンパン。
甘いサクサクっとしたクッキー生地にたっぷりのチョコチップが練り込まれ、ふんわりしっとりとしたパン生地と絶妙にマッチしています。甘いお菓子のような味わいは、子どものおやつや朝食にもぴったりですよ。
(3)ハムロール
『ハムロール』(160円)は、デニッシュ生地にハムとマヨネーズを巻き込んだ、香ばしくてコクのあるパンです。しっとりとしたデニッシュ生地とハム、まろやかなマヨネーズの組み合わせが絶妙で、食べ応えも抜群。おやつやちょっとした軽食にもぴったりの一品です。
今回は、商店街に佇む老舗のパン屋さんを紹介しました。昭和の懐かしい雰囲気が漂うお店には、昔ながらの優しい味のパンが並び、価格もお手頃で、家族みんなで楽しめるパンばかりです。京都のパン屋さんを語る上で外すことのできないお店なので、皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【店舗詳細】
ササキパン 本店
住所:京都府京都市京都市伏見区納屋町117
電話番号:075-611-1691
営業時間:7:00~18:00 ※なくなり次第終了
定休日:火曜日
取材・文/みやこ
【画像】みやこ
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