念願の夢舞台、パリオリンピックで自転車トラック日本代表・太田りう選手は「ケイリン」「スプリント」で躍動を誓う!
初の夢舞台へ! 「ケイリン」「スプリント」日本代表・太田りう選手
パリ五輪開催を控え、自転車競技の聖地、伊豆ベロドロームで自転車トラック競技の日本代表・太田りう選手がインタビューに応え、オリンピックへの意気込みを語った。
前回の東京オリンピックではリザーブとしての選出だっただけに、念願だった夢の舞台への選出に、喜びを隠せなかった。「ケイリン選手になってから憧れてきた夢舞台。オリンピックの映像を見て、ずっと憧れてきた。自分にとってはキラキラした遠い世界のように思っていた」と語る太田りう選手。「キツイ練習の毎日でも、そのキラキラがなくならなかったことが続けてこられた原因です」
パリオリンピックでは「ケイリン」と「スプリント」の2種目に出場する。太田りう選手は「ここまで取り組んできたことをあきらめずにやりたい。予選から自己ベストを狙う走りを目指したいです。でもイメージし過ぎるのは良くないので、実際の試合では、流れの中でなんにでも対応できる準備をしたい」とのこと。普段からケイリン選手である誇りを胸にメダルを狙っていく覚悟を語る。
パリオリンピックの競技会場はワイドなトラックで、選手によってはギアが重く感じるようだ。日々の練習で、最短距離を走るライン取りを徹底している太田りう選手にとっては有利に働くのでは、と自己分析する。
今回のパリオリンピックで使用される新型バイクは、東レ・カーボンマジック社製の「V-IZU TCM2」。このバイクの特徴として、スピードに乗ってしまえば、体感速度以上のスピードが出る。太田りう選手にとって、強味はスタート。誰よりも早くスタートを切ってスピードに乗ってしまえば、念願のメダルが見えてくる。
夢の舞台で躍動する太田りう選手の走りから目が離せない。