1日快適に過ごせる自律神経が整う最高の朝の過ごし方とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
焦らずゆったり過ごすのがポイント
自律神経を安定させたまま1日を過ごすには、朝の過ごし方がとても重要です。夜中にピークを迎えた副交感神経は、明け方にかけて徐々に低下し交感神経優位へと移行していきます。
しかし、朝の時間を慌ただしく過ごしてしまうと、副交感神経が一気に低下。自律神経のバランスが乱れ、緊張や興奮を1日中引きずることになってしまいます。そうならないためにも、朝の時間の過ごし方には、心がけておきたいいくつかのポイントがあります。
いちばんの基本は、バタバタしなくて済むよう30分早く起きること。焦ったりイライラしたりせず行動できるので、自律神経が乱れにくくなります。忘れ物や遅刻の防止にもなり一石二鳥です。
次に目が覚めても急に起き上がらず、ベッドに入ったままストレッチを行うこと。血流を促し、全身をゆっくり目覚めさせる効果があります。ベッドから出たらカーテンを開けて朝日を浴びましょう。太陽の光は副交感神経と交感神経のスイッチを入れ替える役割を果たします。
そして欠かせないのが朝食。朝食をとると腸が動き出します。腸のぜん動運動は副交感神経と直結しており、自律神経を安定させてくれます。
もちろん夜は早めにベッドに入って十分な睡眠をとることも重要。自律神経のバランスを整えて、1日を快調にスタートさせましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸