理想の暮らしを“言葉”にすると片付く?整理収納のプロが教える“6つのマイルールづくり”
片付けは後始末、後片付けではなく、未来の暮らしの土台を作るもの。より自分らしい、理想の暮らしを送るためには、暮らしのマイルールづくりが大切です。暮らしを、空間をデザインしていく意識をもって、片付けに取り組むことで、片付けはよりクリエイティブで、前向きなエネルギーを放つ行為になります。是非、あなたも暮らしのマイルールをつくってみませんか?
1. 理想の暮らしを“言葉”にする
まずは「どんな暮らしが理想か」を具体的に言語化します。
・朝、スムーズに支度ができる家
・帰宅してホッと落ち着ける空間
・家族が自然と片付けたくなる家
理想の暮らしが明確になると、モノの持ち方・収納の仕組みが自然と導かれていきます。「理想の暮らしに必要なモノか?」「理想の暮らしにその時間は必要なのか?」と、理想の暮らしにフォーカスして、モノと向き合っていきましょう。
2. 自分(家族)の“行動動線”を観察する
整理収納の基本は「使う場所に使うモノを置く」こと。
家に住む人の毎日の動きを観察し、動線に合わせて収納を考えましょう。
・郵便物は玄関近くで仕分け → 「玄関ポストゾーン」
・子どものランドセル置き場 → リビング横の指定棚
・よく使う掃除道具 → 使う部屋の近くに
行動動線に沿った収納なら、片付けやすい仕組みが作れます。
3. モノの“定位置”を決める
日々の小さなストレスは、「探す」「迷う」「出しっぱなし」から派生していきます。そうならないためにも、モノの住所を決めます。
・よく使うモノは“1アクション”で取り出せる位置
・ラベルをつけて家族全員がわかるようにする
・使用頻度に応じて収納の高さを調整する(上=年1回、下=毎日)
モノの定位置が定着すると、暮らしのストレスが減り、お家時間を穏やかに過ごせるようになります。
4.持ち物の“基準”をつくる
マイルールの核になるのが「持ち方の基準」です。
・1年使わなかった服は手放す
・同じ用途のモノは1種類だけ
・思い出品は“1箱”に収まるだけ
このように基準を明確にしておくと、迷いが減り、スッキリを維持できるようになります。モノと真摯に向き合っていくうちに、「これでいい」ではなく「これがいい」という基準も明確になっていきます。その変化を楽しんで、基準をつくっていってください。
5. “戻す仕組み”をつくる
片付けやすさは「しまう仕組み」で決まります。家族も自然と参加できる工夫をすることで、一人で頑張らなくてもいい仕組みを作ることができます。
・カゴ収納で“ポンと入れる”だけ
・ラベルは文字+イラストで子どももわかる
・1日1回“リセットタイム”を設定する(例:寝る前5分)
日々の暮らしで自然と戻すことで、暮らしはより豊かになっていきます。
6. 定期的に“見直す”
暮らしは変化していくもの。季節や家族の成長に合わせてマイルールもアップデートしていきましょう。
・季節ごとに持ち物の棚卸し
・ライフステージの変化に合わせてゾーニングを見直す
・「今の暮らし」に合っているかを定期的にチェック
マイルールは“暮らしの軸”。一度決めておくことで、迷いが減り、家事や片付けのストレスも減っていきます。マイルールの変化も楽しみながら、暮らしを整えることを、あきらめずに、楽しみながら取り組んでください。
Kazuko/整理収納アドバイザー 整理収納教育士