「多摩市の変遷」講演に160人 講師は地元在住・寺沢さん
多摩センター商店会と落合自治連合会による共催講演会が3月1日、パルテノン多摩小ホールで行われた。落合地域の近隣住民だけではなく、遠方からも来場者が訪れ160人以上が参加した。
講師は多摩市文化財保護審議会委員の経験があり、愛宕在住の寺沢史さん=人物風土記で紹介=が務めた。「多摩市旧落合村地域の歴史」と題し、農業中心だった南多摩郡多摩村落合が道路、鉄道、河川が整備され、日本を代表するニュータウンへと変貌を遂げた道のりを語った。
会場が満員になるほど盛況のなか、寺沢さんはパワーポイントなどを使いながら、古くからある旧落合村の伝統行事や風習、当時の暮らしぶりなどを話していた。
講演会の担当者は「年配の方の来場が多かった」と振り返り、「知らないことが多かった」「講演を聞けて良かった」などの声が上がったという。「地元、落合の生い立ちを知っていただきたく開催しましたが、実施して成功したと思う」と話していた。