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深大寺、味スタ以外にも強いコンテンツいっぱい! 調布市特集

TBSラジオ

東京の多摩地域にお住まいの方、出身の方もそれ以外の方にも多摩ってどこなんだ!?と興味を持っていただきたいという番組「立飛グループpresents東京042~多摩もりあげ宣言~」(略して「たまもり」)。MCは土屋礼央さん(国分寺市出身)&林家つる子さん(八王子市の大学出身)。

今週も、多摩地域の「調布市」の特集! 「地球の歩き方 調布市」担当編集者の斉藤麻理さんと一緒に、「調布市」を6つのエリアごとに魅力をトコトン掘り下げていきます! 

深大寺、味スタ以外にも強いコンテンツいっぱい!「調布市特集②」

多摩地域は異文化

土屋:今週もゲストご紹介です。先週に引き続き、「地球の歩き方 調布市」編集担当の斉藤麻理さんです。今週もよろしくお願いします。

斉藤さん:よろしくお願いします。

土屋:そもそも、なぜ「地球の歩き方」に入られたのですか?

斉藤さん:旅ももちろん好きでしたし、国もエリアの異文化やその場所でしかないことを伝えるお仕事をしたいと思って「地球の歩き方」に入りました。

つる子:なるほど。

土屋:異文化が好きということで、千葉生まれの斉藤さんが異文化=多摩地域を・・・

斉藤さん:はい、ほんとに異文化です(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:ちょっと千葉とも違うんじゃないですか?

斉藤さん:違いますね。電車の雰囲気も違いますし。

「調布市」特集①:「調布駅周辺」

土屋:そんな目線の斉藤さんが作られた「地球の歩き方 調布市」。先週は、「地球の歩き方 調布市」がガイドブックなのでエリアごとに分かれているということで、「調布市」を、「調布駅周辺」「深大寺周辺」「飛田給・西調布駅周辺」「多摩川周辺」「布田・国領・柴崎駅周辺」「つつじヶ丘・仙川駅周辺」という6つのエリアに分けたので。

つる子:はい。

土屋:ここからもう・・・マニアックな・・・というか行ってみたくなる話を伺いたいなと思っています。まずは、メインの「調布駅周辺」です。

斉藤さん:はい。「調布駅」に降りてみると、駅が地下化されているので、駅がすごく開けていて。空も見えて明るいですし、大型商業施設や市の重要な施設の文化会館もあるので、すごく便利ですよね。

土屋:斉藤さんは大人なので“開けている”と言っていますけど、僕目線で言うと“何も無い”。

つる子:(笑)。

土屋:あれだけの大工事をして、急行・特急が停まる駅の最高のエリアの所に駅前が何も無い。あれは狙いなんですかね?

斉藤さん:でもバスのロータリーもわかりやすいですし(笑)。

つる子:なるほど。

土屋:ここから次に行かせようとする、と。

斉藤さん:バスが主役みたいな感じですよね。

つる子:ああ!

土屋:ビルをもう一つ作れたのではと思っちゃいますよね。

斉藤さん:でも、開発がされ過ぎていない所も「調布市」の良さという。

土屋:ああ、なるほど。

つる子:確かに。

土屋:色々と取材して、ここは良かったという点などあれば。

斉藤さん:水木しげる先生ゆかりのスポットが「調布駅周辺」にはたくさんありまして。「鬼太郎茶屋」という鬼太郎グッズやカフェもあるお店だったり。あと、今年オープンしたんですけど、「水木しげるゾーン」という鬼太郎や水木しげる先生のキャラクターの銅像やイラストが並んでいる歩道があるんです。

土屋:今年出来たんですか?

斉藤さん:はい。それこそ「京王線」が元々通っていた場所に、その土地を生かして遊歩道を作っていて。

土屋:それは僕は知らなかったな。

斉藤さん:鬼太郎って作品のファンじゃなくても全世代の人が一度は通っていますよね。

つる子:そうですね。

土屋:最近も目玉の親父の若い頃を描いた映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」がヒットしたしね。

斉藤さん:子供から大人まで楽しめるということで、すごくおすすめのスポットですね。

土屋:1ユーザーとして「調布市」にはいっぱい推したいものがあるんですよ。駅を降りると、例えば香川県だったら“うどん県へようこそ”みたいな感じですけど、「調布市」は色々とあり過ぎて全員に気を遣い過ぎてお見合いして、何もアナウンスが無いみたいな。

つる子:(笑)。

土屋:“「深大寺」こちら”とか、“鬼太郎のまち”とか、“映画のまち”とか、「JAXA」「味の素スタジアム」全部あり過ぎて、ここだけ推すと申し訳ないからと、みんな一歩引いている感じなの。

斉藤さん:実は、一つ一つめちゃくちゃ強いコンテンツがあるんですよね。

土屋:空港まであるんだよ! 「調布飛行場」!

つる子:そうですよね!

土屋:だからもう全部引っくるめて、「地球の歩き方 調布市」の本のデカい看板を駅前に置いて「調布市」には色々とあるんだぞ、と。モニュメントとして「地球の歩き方 調布市」があってもいいんじゃないかなって。

つる子:総括して(笑)。

土屋:そういうことを「調布市」に言いに行ったりはしないんですか?

斉藤さん:いや・・・

つる子:(笑)。

土屋:僕は「調布駅」前だけに関してはほんともったいない、と。ご批判もあると思うし、理由もあると思いますけど、個人的には・・・。「地球の歩き方 調布市」の改訂版が出る時には、僕の“妄想の調布駅前図”を。こうなったらいいな”というのを・・・。

斉藤さん:その時はご連絡をとらせていただいて(笑)。

つる子:「地球の歩き方 調布市」の限定版の表紙はゲゲゲの鬼太郎なんですよね。

斉藤さん:そうなんですよ。

「調布市」特集②:「深大寺周辺」

土屋:続いて、「深大寺周辺」。改めて、ここがどんなエリアか詳しく教えてください!

斉藤さん:はい、都内では2番目に歴史があるという「深大寺」がありまして。創建が奈良時代で国宝もありますので、お寺としての見所も歴史もあります。

つる子:はい。

斉藤さん:それから、その「深大寺」の裏には「神代植物公園」があって。ここは季節ごとに訪れたい、小旅行できそうなエリアだと思います。

土屋:バスを降りると、もうここは東京ではないのではというくらい観光地に来た感覚で、気軽に行けるんですよね。裏の「神代植物公園」もほんとに広くて素敵ですよね。

斉藤さん:そうですね。季節ごとにいろんなお花が見られますし、バラ園なんて何十種が植っていて。イギリスに来たような気分を味わえるんです。

土屋:ほんとよ。

つる子:おお!

土屋:東京でも多摩でもなく、イギリスなんだから!

つる子:(笑)。

土屋:今、“秋バラ”といって、春だけじゃなくて秋にもバラが咲くんですよね。

つる子:すごいですね。

土屋:今日、「ひるおび」でやってたから知ってるんだけど(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:「深大寺周辺」は見所満載ですけど、斉藤さんから見たこのエリアで気に入った所を教えていただきたいのですが?

斉藤さん:「深大寺」はもちろんマストなんですけど、ここからすぐ近くにある「深大にぎわいの里」という、飲食店だったり野菜の直売所などがあるような場所があります。

土屋:市民御用達な道の駅みたいな。

つる子:へえ。

土屋:私も「調布駅」を降りて「深大寺」まではバスで行くのが大半なんですけど、Googleマップを見ると「京王線」が「調布」の所でちょっと南に窪んでから「府中」に北上して行くんですよ。何も知識が無い者が言いますよ、真っ直ぐ線路を敷けば「深大寺」の前に駅を作れるんですよ。

つる子:ああ~!

土屋:ごめんなさいね、今回「地球の歩き方 調布市」だけど、オレは「調布市」を改造したいんですよ! 鉄道が通って「深大寺」って駅があればめっちゃ流行ると思うんですよね。

斉藤さん:なぜ無いんだろうって。バスでしか行けないので。でも今、「深大寺」がすごく人気で、若い方もたくさん行っていて。その“隠れ家”感というか。

土屋:それがあるんだよなあ。行ったオレ達だけが知っているみたいな。

斉藤さん:そうなんです。わざわざバスに乗って行く所なんだという。

土屋:正直、これ以上来られても困る場合もあるし。

斉藤さん:そうですね。

「調布市」特集③:「飛田給・西調布駅周辺」

土屋:次は、「飛田給・西調布駅周辺」です! こちらはどういったエリアでしょうか?

斉藤さん:こちらは「調布市」を代表する「味の素スタジアム」が「飛田給駅」にありまして。それ以外にもスポーツ施設がたくさんありまして、スポーツの町と言えるようなエリアですね。

土屋:そうか、スポーツの町でもあるんだ。

斉藤さん:「西調布駅」エリアですと、近藤勇の生家があったり。

土屋:「FC東京」のことも載っているんですよね?

斉藤さん:はい、「味の素スタジアム」の特集で、「FC東京」の選手の皆さんにもコメントを頂いたり。

土屋:Jリーグ好きからすると・・・「東京ヴェルディ」さんに連絡しなくても大丈夫ですか(笑)。

斉藤さん:そこは・・・下の方に少し(笑)。

土屋:あとは、「飛田給・西調布駅」の入線メロディは、「土屋礼央」が作っているという情報は、入っていますか?

斉藤さん:入線メロディはすべて載せておりまして。

土屋:マジですか!? やった!! 「飛田給駅」の“You'll Never Walk Alone”と“東京ブギウギ”、「西調布駅」の“新選組!”、これは僕が編曲しております! ありがとうございます!

「調布市」特集④:「多摩川周辺」

土屋:続いて、「多摩川周辺」です。「調布市」って広いね。「多摩川」の方もだもんね。どういったエリアですか?

斉藤さん:こちらは、「多摩川」が流れていてほんとに自然豊かなエリアですね。実は「調布市」に大手の映画スタジオがたくさんあるんですね、角川映画さん、日活さんとか。その由来がフィルムを現像するのにたくさんの水が必要だということで。

つる子:そういうことなんだ!

土屋:へえ!

斉藤さん:「多摩川」があったからこそ、ここまで映画が発展したというのがあります。

つる子:映画と「多摩川」が繋がるなんて!

斉藤さん:あとは、ロケ地としても川沿いは撮影にちょうど良いということもあって、映画の町のいわれでもあるエリアですね。

土屋:刑事ドラマの現場シーンが撮りやすいとか。あと、「多摩川」の自然散歩もあって。

「調布市」特集⑤:「布田・国領・柴崎駅周辺」

土屋:さあ続いてです。問題はここだと思うんですよ・・・「布田・国領・柴崎駅周辺」。ここをエリアにしていますが、改めてどういうエリアですか?

斉藤さん:まず、「布田・国領・柴崎駅」は、一見すると閑静な住宅地という感じなんですけど、実は歴史的な資源が点在していまして。お寺や神社が意外とたくさんあるですよね。「国領神社」は藤の花がすごく有名で。

土屋:ここら辺を歩くと、いろんなお寺や神社に巡り合えるんだ。

斉藤さん:そうですね。あとは、「下布田遺跡」という遺跡があるんです。住宅街の中に突如現れて。今は原っぱみたいになっていまして、縄文時代から弥生時代の遺跡が発掘されておりまして、基本的には入れないんですけど、2年後に体験施設がオープン予定なんですよ。今後、注目のエリアですね。

土屋:そうなんだ。

斉藤さん:夏の間には除草のためにヤギが放牧されています(笑)。

つる子:ヤギを!?

斉藤さん:除草機でCO2を出さないようにしたり、騒音問題もあるのでヤギを見に行くのもいいのかな、と(笑)。

「調布市」特集⑥:「つつじヶ丘・仙川駅周辺」

土屋:さあ6つ目です! ラストは「つつじヶ丘・仙川駅周辺」。こちらのエリアはいかがですか?

斉藤さん:こちら、芸術とカフェ文化のまち、と呼ばせて頂いていまして。音楽で有名な「桐朋学園」さんがあったり。武者小路実篤さんのご自宅兼庭園があったり。

つる子:はい。

斉藤さん:あと、「安藤ストリート」という安藤忠雄さんの建築が500mくらいに6軒集まって。

土屋:ああ、駅の横の長い道の所ですか!? あー、はいはい! 建物が並んでいますよね! 「せんがわ劇場」「東京アートミュージアム」「仙川デルタスタジオ」「シティハウス仙川」「アベニュー・アネックスⅡ」「シティハウス仙川ステーションコート」。

斉藤さん:そうなんですよ。その一角に並んでいるので、「調布市」の中でも洗練エリアだと思いますね。

つる子:へえ、知らなかった!

土屋:一駅ずつ降りてみるのもいいかもしれない。

「地球の歩き方 調布市」の次は!? 八王子?町田?府中?立川?それとも・・・

土屋:「地球の歩き方」、「調布市」をひとつ目に選んで大正解でしたね!

斉藤さん:よろしくそうですね。私たちも「地球の歩き方 調布市」を企画するとなってから知ったこともたくさんあって。取材を進める段階でも調布の魅力をたくさん発見しながら作りましたね。

土屋:こうやって「地球の歩き方 調布市」を作って頂いたじゃないですか。で、他の多摩地域から“なんでうちはないんですか?”というクレームがあったと先週おっしゃっていたじゃないですか。言い方は失礼になりますけど、「調布市」が出来るならうちだって出来るだろう、と。誰とは言いませんが<日野市でもできますよ!>っておっしゃる人がいて。

斉藤さん:もちろん、「日野市」でも。新選組もあるし。

土屋:こうなると、次ここが候補になりそうだとか、候補に上がったところはありますか?

斉藤さん:まずはやはり「八王子市」。歴史もありますし、見所もあるので。それから「町田市」も。

土屋:あー、それはありですね!

斉藤さん:“半分神奈川!?”って言われるという。

つる子:(笑)。

土屋:広いエリアの方が候補に上がりやすいんですか?

斉藤さん:ただ、「調布市」を出したからには「府中市」も黙っていないかなって。

つる子:(笑)。

土屋:そうですよね、「調布市」を出したら「府中市」は行かないとね。

斉藤さん:元々武蔵国の国府が置かれてい他のが「府中市」ですので、「地球の歩き方」的には「府中市」はいつかは。

土屋:そうなると、「国立府中インター」というのがあって、合併する場合もあるじゃないですか。「国立市」「国分寺市」も入れてって。僕、「国分寺市観光大使」なんですけど、「国分寺市」でまず一冊、どうですか?

斉藤さん:そ、そうですね。「国分寺市」も良いと思います(笑)。

つる子:(笑)。

土屋:「府中市」から北へ上がるところで、「国分寺市・府中市」みたいなパターンというか。「国立市」はありそうですよね。

斉藤さん:そうですね。アカデミックなまちで、大学もたくさんありますし。どこもほんとに選べないですね。

土屋:「立川市」だってあるし。「吉祥寺」だって頑張ろうと思えば。あと、「中央大学の歩き方」なんてのはどうですか、12ページくらいで(笑)。

斉藤さん:ああ、たしかに。

つる子:(笑)。

土屋:この先、「調布市」が人気になったらどんどん多摩地域の他のエリアのも出て、多摩地域版がまとめて一冊になったら、多摩地域の人間は一家に一冊欲しいから。

斉藤さん:ぜひ、目指したいと思います!

土屋:今後も楽しみにしております。お知らせはありますか? 

斉藤さん:「地球の歩き方」ガイドブックもたくさん出しているんですけど、ガイドブックでは追いきれないような季節の情報とか、おすすめの情報をウェブサイトとか、SNSのエックスやインスタグラムでも発信しております。

土屋:なるほど。

斉藤さん:私が、<この前、「調布市」に行ってきました!>というのも載せたりしていますので、ぜひチェックしていただければと思います。

土屋:斉藤さんは「地球の歩き方 調布市」が終わって、今は何の担当なんですか?

斉藤さん:「地球の歩き方 中国・成都」という町を担当しています。

土屋:すごいよ! ロンドン、調布市、中国・成都だよ! 我々もガイドブックが番組になるような番組なので、今後も協力していただけると嬉しいです。2週にわたってお話を伺いました、ゲストは「地球の歩き方 調布市」の担当編集者の斉藤麻理さんでした。どうもありがとうございました!

斉藤さん:ありがとうございました。

(TBSラジオ『東京042~多摩もりあげ宣言~』より抜粋)

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