平塚警察署 110番件数過去最多 県内トップ「適正利用を」
平塚警察署(石井清一郎署長)における2024年の110番受理件数が約2万2400件に上り、県内54警察署中、最多だったことがわかった。同署管内でも過去最多件数となり、適正利用を呼びかけている。
110番受理件数約2万2400件のうち、出動を伴う件数は約1万6100件。一方、出動の必要がない通報件数は約6300件だった。
出動した110番通報の内訳は、空き巣や事務所荒らし、万引き、自転車盗、置き引きなどの盗難、けんか、暴行・傷害・器物損壊、詐欺・無銭飲食などによる刑法犯等が約710件だった。また、交通事故の通報が約5640件、駐車違反・交通違反の目撃などが約1730件で、交通関連だけで通報の3割以上を占めた。
通報件数は過去5年をみると増加傾向にあり、同署地域担当次長・杉村充淑警視は「緊急性の低い通報もあり、本当に緊急を要する通報がつながらない場合がある。要望や相談は#9110か平塚警察署へ連絡を」と呼びかける。
また1月26日現在の県内の交通死亡事故が14件15人となっており、杉村警視は「交通死亡事故を抑止するため、交差点などでの取り締まりを強化していく」と話した。