「東京湾の船シロギス釣りが好スタート!」ダイソー仕掛けで32匹手中【たかはし遊船】
6月に入り東京湾の船シロギスが浅場で順調に釣れているとの情報を入手。江戸川発のショート船に乗ってきました。当日は前半こそ苦戦したものの、後半は活性が良くなり本命32匹を手中。釣行をレポートします。
東京湾の船シロギス釣り
東京湾の船シロギス釣りは、LTアジ釣りと並んで年間を通じて楽しむことができる他、船釣り入門としても最適。入門と言いつつ、エサ付け、誘い、手返し等で釣果に大きな差が出るので、玄人ウケする釣り物でもあります。
そんなシロギス釣りのベストシーズンは何と言っても浅場に集まってくる夏から秋にかけて。今年も暖かくなるにつれ浅場で釣れはじめ、6月に入ると一日船でトップ3桁を超える日も出てきたことから、梅雨の合間の週末、いてもたってもいられず出かけてきました。
タックル&仕掛け
オモリは15~20号を使用することから、それを背負える竿。専用竿なら申し分ないのですが、なければ硬めの万能竿やルアー竿等でも代用は可能。また、大抵の船宿ではレンタルタックルが用意されているので、無理に購入せず、こちらを利用するのもいいでしょう。
ただし夏場の船シロギス釣りは狙う水深が10m以下と浅い場合が多く、ちょい投げ&サビキが有効な誘いとなるので、自前で準備するなら1.8m以下の短めの竿にスピニングリールの組み合わせがおススメ。
仕掛けは2パターン
仕掛けについては天秤、胴突きどちらでもOK、なのですが、状況によって有利不利がはっきり出ることがあるので、当日の状況に気を配ることもお忘れなく。
江戸川の夏が始まる
6時に集合し7時出船。この日はタコキスのリレー船とキス船の2隻出しということで、船宿前の駐車スペースは6時前にほぼ満車。
受付を済ませて桟橋を見渡すと、ハゼ釣り客もちらほら。
「江戸川の夏が始まるな~」なんて思いつつ、リレー船に比べてやや釣り座に余裕があるキス船に乗り込み、長浦沖に向かいます。
前半戦は苦戦
1時間ほどかけて船は南へ走り、この日の最初のポイントである長浦沖に到着。船長のアナウンスで釣り開始となりました。水深7mと浅いことから、船中ちょい投げが目立ちます。
筆者も持ち込んだ1.3mの先調子竿とスピニングリールの組み合わせを駆使し、アンダースローでちょい投げし足元までさびいてくる、を繰り返します。
しかし、船中アタリはないようで、2回流しただけで船長早々にポイント移動を決断。船はアクアライン下(盤洲)へ向かいます。
再度ポイント移動
移動直後、船中ポツポツとシロギスと小さいマダコが上がり、「さあこれから!」と思うも、後が続きません。2流し目はアタリすらなく、船長再度の移動を決断。船は「切り札」とばかりに木更津沖へ。
木更津沖で好転
15分程走り船は木更津沖(沖堤防外側)へとやってきました。既に他のシロギス船が集結しており、期待が持てそう。水深は6mということで、引き続きちょい投げにて何度か仕掛けをさびくと、ようやく待望のアタリ!9時半過ぎにようやくボウズ回避となりました♪
待望の一匹目!
その後はしっかり誘って、ステイを入れてまた誘って、あたったらアワセを入れ、丁寧に1匹ずつ掛けていく。木更津沖に来た当初はまだまだ高活性とは言えない状況だったのですが、時間の経過とともに活性は上がっていきました。
12時過ぎには針を飲み込んでしまうシロギスが増えだし、終了間際には桶に溜まったシロギスをクーラーボックスに移している際の「置き竿」にてこの日初のダブルを達成!半日船よりも遅く、一日船よりも早い13時に沖上がりとなりました。
最終結果
良型3割程含む32匹。船中の詳しい釣果情報はわからなかったのですが、お隣りさんは50匹位とのことで、全体的に40匹前後が多かったようです。皆さん、終始上手な「誘い」を繰り返していました。
夏のシロギスは天ぷら!
夏は冷たいビールが美味しいですよね!というワケで筆者にとっての夏のシロギス料理は、揚げ物の王様・天ぷら一択。
これが食べたくて、先日ぎっくり腰をやってしまったにもかかわらず、コルセットを巻き、ロキソニン(痛み止め)を飲んで釣りに出かけた、と言っても過言ではありません。
暑い夏は江戸前の天ぷらを満喫しよう!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>