『劇映画 孤独のグルメ』お礼行脚!舞台挨拶キャンペーンin北海道(札幌シネマフロンティア)レポート
公開中の「劇映画 孤独のグルメ」お礼行脚!舞台挨拶キャンペーンin北海道が2月1日(土)にTOHOシネマズ すすきのと札幌シネマフロンティアで行われ、SASARU movie編集部は札幌シネマフロンティアの舞台挨拶に参加しました。
映画の上映後、主演・監督・脚本を務めた松重豊さんが登壇。挨拶も早々に、なんと場内を歩き回りながらのティーチインを実施!「もう何を聞かれても良いよ」と朗らかに笑いつつ、質問者には松重さんのサイン入り井之頭五郎の名刺を自らプレゼントするファンサービスも。
子供から大人まで、幅広い年齢層の観客とふれ合いながら、松重さんがたくさんの質問に答えていく様子をレポートします。
『劇映画 孤独のグルメ』撮影の裏話
松重:数ある映画の中からこの作品を選んでいただき、本当にありがとうございます。
お腹が空いたでしょ?そのように仕組んだ映画なのでご容赦ください。
劇中で「さんせりて」のオダギリジョーくんが着ている厨房服は一風堂ニューヨーク店の制服で、お願いしてお借りしました。実はラーメンの監修もしてもらっているので、機会があればぜひ訪れてください。
松重豊さんへ質問!観客ティーチイン
―――ドラマ「孤独のグルメ」の撮影で行ったお店の中でおいしかったのはどこですか?
松重:中華料理は美味しいです。思い出深いのはシーズン1で訪れた中華屋さんで、スタッフとの打ち上げにも利用しました。
あと、ドラマで取り上げると行列になって2度と行けないお店が多い。放送される前にもう1度行くようにしていて、原作者の久住さんと鉢合わせたこともあります。
―――初めての監督・脚本ということで、映画を作る際に1番ワクワクした作業を教えてください
松重:今まで何百本もの映画に出演しましたが、恥ずかしながら映画の全体像を把握していなかった。スタッフとして関わったことで映画がどのように作られて、どのような努力で良いシーンを生み出しているかがわかりとても楽しかったです。自分が書いたセリフが役者さんによって異なるニュアンスで表現されるというのも映画のおもしろさだなと感じました。
あと、映画が出来上がった後の宣伝活動はワクワクというよりも過酷です(笑)。
―――孤独のグルメ大晦日スペシャル2022で使用していた、カニのオブジェを乗せて走った車の乗り心地を教えてください。
松重:今回の映画にも出てくる、古いローバーミニですね。サスペンションの関係で、車というよりゴーカートのようで乗り心地はガタガタ!
それでも大人4人が乗れるので、楽しいです。
ちなみにあれは僕の私物ですが、撮影中はナンバープレートを「5・63(五郎さん)」に変えて使っています。今後、誰かが井之頭五郎を継いでくれる時には車ごとお渡ししたいと思います。
―――映画撮影で1番大変だったことはなんですか?
松重:ストーリーやロケ地、お店の選定、キャスティングなど色々大変なことばかりですが、楽しい作業なので苦には思わなかった。俳優をやっているより楽しくて、良い経験になりました。
君がこれからどういう仕事につくかは分からないけれど、どれだけ大変な思いをしても楽しいと思えるなら絶対、君にピッタリの仕事。そういう仕事を見つけられたら素敵な人生を送れると思うよ。まだ将来、何になるか決めていない?
―――料理人になりたい
松重:いいね、最高じゃない。食べに行く!
―――北海道グルメで記憶に残っているものはありますか?
松重:いっぱいあります。網走の喫茶店のシーフードカレーが忘れられないですね。北見や帯広のジンギスカンもおいしかった。釧路のおばちゃん3人がやってるラーメン屋さんや札幌の焼肉屋さん、小樽の回転寿司も。
別の映画で大泉洋くんと3日続けて食べに行った油そばもよかった。北海道に来るたびに何を食べようかと楽しみにしています。
松重豊さんからのメッセージ&基本情報
松重:まだまだ公開が続きますので、ぜひ「面白かった」と周りの方に伝えていただければうれしいです。おいしいものを食べながら、この映画の感想を誰かと語り合ってくださいませ。本当に今日はありがとうございました。
『劇映画 孤独のグルメ』基本情報
2025年1月10日(金)より全国公開中
監 督 : 松重 豊
脚 本 : 松重 豊 田口佳宏(「孤独のグルメ」シリーズ)
出 演 : 松重 豊
内田有紀 磯村勇斗 村田雄浩
ユ・ジェミョン(特別出演)
塩見三省 / 杏 オダギリジョー
主題歌:ザ・クロマニヨンズ「空腹と俺」
公式サイト:https://gekieiga-kodokunogurume.jp/