新潟労災病院 新規外来は12月に休止 来年3月閉院までの日程公表
2026年3月末で閉院する新潟県上越市東雲町1の新潟労災病院は2025年5月30日、閉院までの日程を公表した。整形外科などほとんどの診療科は12月26日で新規外来の受け入れを休止するなど、年末から13の診療科の体制を順次縮小していき、3月13日に全ての診療機能を休止する。
新潟労災の閉院までのスケジュールは、上越地域の医療体制を県や地元3市、医療関係者で検討する上越地域医療構想調整会議で今月、了承(書面会議)された。
《画像:2026年3月末で閉院する新潟労災病院》
整形外科は12月26日で紹介を含む外来と入院の新規患者の受け入れを休止し、1月以降はかかりつけ患者のみ対応する。手術も1月以降は全身麻酔以外の緊急手術のみとなる。脳神経外科、泌尿器科、リハビリ科、内科(消化器、循環器、糖尿病)も12月26日で新規外来患者の受け入れを休止し、かかりつけ患者の再診のみに対応する。皮膚科は同日で診療休止。
上越地域医療センターに移行する歯科口腔外科は、外来は3月13日まで通常診療を行うが、入院と手術は2月27日で休止し、既存の入院患者のみの対応となる。
救急外来は12月31日で入院を伴う患者の受け入れを休止する。1月からは入院を伴わない救急患者のみに対応し、2月28日で休止する。このほか12月からは患者に対し、ほかの病院やクリニックを積極的に紹介していく。
《画像:新潟労災病院の閉院までの日程(同病院公表資料より)》
新潟労災病院の担当者は「患者の迷惑にならないよう閉院に向けて慎重に進めていく」と話した。
▽新潟労災病院の閉院までの日程(PDF( https://cdn.blog.st-hatena.com/files/4207112889963685954/6802418398453676069 ))
令和8年3月31日の閉院に向けた今後の診療計画について|新潟労災病院( https://www.niigatah.johas.go.jp/about/schedule2026.html )