来週(3月17日～)日本のテレビ観られる「脚本が凄い！」韓国ドラマ４選

3/11(火) 7:57配信

いまや世界中で親しまれている韓国ドラマ。一言では言い尽くせないほど魅力に溢れており、一度ハマると抜け出せない人も。

特に脚本のクオリティーが高い作品は、目の肥えたドラマファンをも唸らせる仕上がりで、気づいたら物語に没入していたという経験がある人もいるのではないだろうか。

続きが気になってしょうがない展開になっているのはもちろん、共感を呼ぶ設定とストーリー、関心を刺激する要素、観る者を飽きさせない工夫など、人間の心理を突く緻密に計算され尽くされた仕掛けが盛りだくさん。

脚本家の術中にまんまとはまり、手のひらで踊らされるのは避けられないといっても過言ではないほど、シナリオが高品質なものが多い。

来週からは、そんな脚本が凄いドラマが、日本のテレビで放送開始予定。そこで本記事では、気になるラインナップを4つ紹介する。

『怪物』は、猟奇殺人事件を巡って、2人の男の緊迫した心理戦が描かれた犯罪スリラー。『第57回百想芸術大賞』で脚本賞に輝き、ドラマ専門家からお墨付きをもらった作品だ。

脚本家は、『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』(JTBC/2019)を手掛けたキム・スジン作家。犯人捜しをする単純なストーリーなのだが、いったい誰が犯人なのか、登場人物全員が怪しく見えてくるから面白い。

また、入念に作りこまれたストーリーラインは完璧で、毎話視聴者の意表を突く展開が繰り広げられて度肝を抜く。シン・ハギュン＆ヨ・ジングの迫真の演技と相まって、極上の心理サスペンスに仕上がっている。

●キャスト：シン・ハギュン、ヨ・ジング、チェ・デフン、チェ・ソンウン、キム・シンロク他
●日本初回放送情報：Dlife/2025年3月22日(土)
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

『カジノ』は、貧しい幼少期を送った男が、カジノ王になるまでの波乱万丈な人生を描いたクライムサスペンス。『第2回青龍シリーズアワード』で、最優秀作品賞に輝いた作品だ。

大ヒット人気映画『犯罪都市』シリーズの第1弾を手掛けたカン・ユンソン監督が、演出と脚本を担当しており、ドラマの枠を超えた世界観が魅力。

各エピソードを少しずつ積み上げながら完成させるドラマ的な要素と、まるでノワール映画を観ているかのような映画的要素が絶妙にマッチした構成になっている。

主人公の一代記はもちろん、互いを信頼することのできず敵と味方が混在するストーリーは、犯罪物好きならワクワクするような面白さがある。

●キャスト：チェ・ミンシク、ソン・ソック、イ・ドンフィ、ホン・ギジュン、ホ・ソンテ他
●日本初回放送情報：KNTV/2025年3月21日(金)
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

『悪の花』は、連続殺人犯の疑いがかけられた男とその妻が繰り広げるサスペンスストーリー。『裸の消防士』(KBS/2017)を手掛けたユ・ジョンヒ作家が脚本を担当した作品だ。

毎話予測不可能なストーリー展開と、インパクトのあるセリフで視聴者の心を鷲掴みにするのはもちろん、最後まで真犯人が分からない観る者の関心を刺激する展開が魅力。

その他、愛する夫が犯罪者かもしれないと思った時の妻の選択や、サスペンスと同時進行で繰り広げられる夫婦のロマンスなども大きな見どころだ。

“もし自分のパートナーが、犯罪者だったら？”と考えながら、ヒロインの立場になって視聴するのも楽しみ方の1つだろう

●キャスト：イ・ジュンギ、ムン・チェウォン、チャン・ヒジン、ソ・ヒョヌ、キム・ジフン他
●日本初回放送情報：テレ朝チャンネル/2025年3月21日(金)
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

『シークレット・ブティック』は、女性同士の壮絶な戦いを描いた愛憎・復讐劇。財閥や出生の秘密などが盛り込まれ、韓ドラ復讐劇の定番をいくストーリー好きにはもってこいの1作だ。

しかしその一方で、ドロドロさを強調した内容にはなっておらず、ほどよく残しつつも頭脳戦と心理戦をメインに繰り広げられる洗練されたタイプの物語が特徴。

気が強く、自身の欲望に正直に行動する女たちの華麗でし烈なバトルは、独特の緊張感をもたらし、相手をけん制するセリフや腹の探り合いから目が離せない。

●キャスト：キム・ソナ、チャン・ミヒ、パク・ヒボン、コ・ミンシ、キム・ジェヨン他
●日本初回放送情報：サンテレビ/2025年3月18日(火)
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

(ライター/西谷瀬里)

記事へのご意見最終更新: 3/11(火) 7:57

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