「弊社の切り札はこれ!」2025年第一四半期 韓国テレビ局5社の注目ドラマまとめ
2024年も、もうすぐ終わり。
今年も様々な韓国ドラマが世に送り出され、今まさに注目を浴びている作品もあるが、来年お目見えされる新作も強者揃い。
2025年の第一四半期には、各テレビ局の自信作が集結している。まるで、全力で1年を駆け抜けようとしているかのようなラインナップだ。
そこで本記事では、韓国のテレビ局のなかでも人気作を数多く生み出し、日本でも知名度の高い5社に限定して、各社「弊社の切り札はこれです」と言わんばかりの期待作を5つご紹介。
ドラマファンが首を長くして待っていた作品や人気俳優の久しぶりの主演作など、2025年も韓ドラ界は大いに盛り上がりそうな気配を見せている。
(図)Danmee 日本ファンが選んだ7月~9月公開 No.1韓国ドラマは・・ジェジュン主演「悪い記憶の消しゴム」
星がウワサするから (tvN)
『星がウワサするから(星たちに聞いてみて)』は、1月4日から放送がスタートする予定のSFロマンチックコメディー。宇宙ステーションを舞台に繰り広げられる物語だ。
キャスティングが公開された段階から熱い視線を浴び続けている作品で、主演イ・ミンホ&コン・ヒョジンの生み出すケミストリーに期待が集まっている。
しかも地上波作品への出演は、イ・ミンホが約5年ぶり、コン・ヒョジンが約6年ぶりとなる。高い演技力で常に高視聴率を獲得してきた両者の共演は、tvNにとって切り札と言わざるを得ない。
グッドボーイ (JTBC)
『グッドボーイ』は、6月7日に韓国で初回放送を迎える予定のコミカルアクション捜査劇。特別採用によって警察になったメダルリストたちが、悪と反則がはびこる世の中と戦う物語だ。
約5年、ドラマ界を離れていたパク・ボゴムのお茶の間復帰作という点をはじめ、ピュアで天使のようなイメージを持つ彼が、元韓国代表のボクシング選手を演じるという点においても、ドラマファンの関心を集めている。
その他、キム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテなど韓ドラ界で活躍する役者陣もキャストに名を連ねており、監督や脚本家にいたるまで名の知れた面々が世揃い。JTBCの意気込みを感じる作品だ。
私の完璧な秘書 (SBS)
『私の完璧な秘書』は、本国で1月3日から放送が始まる予定のヒューマンロマンス。仕事以外は不器用なCEOと、何でも完璧にこなす秘書が出会って互いに成長していく物語だ。
韓ドラ界で長年活躍し続けているハン・ジミンを主演に迎えた作品で、それだけもすでにSBSの意気込みを感じることのできるが、少し前に公開されたティザー映像は早くも話題に。
公私を区別しようとしても思うようにならないオフィスものならではのトキメキと、大人の雰囲気漂う男女のやり取りがドラマファンの好奇心を刺激した。どうやら同局は人気ジャンルで正面から攻めるようだ。
モーテル・カリフォルニア (MBC)
『モーテル・カリフォルニア』は、韓国で1月10日に初回放送を迎える予定。田舎町のモーテルで生まれ育ったヒロインが、12年前に逃げた故郷で初恋相手と再会して繰り広げる物語だ。
時代劇の名家と言われ今年も史劇でスタート切ったMBCだが、来年は現代劇をトップバッターに据えた。現在放送中の『その電話が鳴るとき』(MBC/2024)に続き、恋愛もので引き続き勝負をかけるよう。
主演は今勢いのあるイケメン俳優ナ・イヌと、近年ロマンス作品で活躍中のイ・セヨン。人気ジャンルを持ってきたのをはじめ、スター2人を起用した点においてもMBCの野心を感じる。
トクスリ五兄弟をお願い (KBS)
『トクスリ五兄弟をお願い』は、2月1日からスタートする予定のホームドラマ。“トクスリ(鷲)酒造”の個性豊かな5兄弟と義姉の物語で、全50話で構成されたお母さん・お父さん世代から愛されているタイプの長編ものだ。
ジャンルを問わず活躍している演技の幅の広いアン・ジェウクと、現在放送中のドラマ『トランク』に、結婚サービスのマッチング会社代表として出演するなど、安定した演技力が魅力のオム・ジウォンが主演を務める。
KBSは、2人のケミストリーが大きな見どころの1つだと語っており、その他出演者はもちろんだが、役者としての実力を誇る両者に大きな期待を寄せているようだ。
(ライター/西谷瀬里)