猫を『衝動的に迎える』と起こる3つの不幸なトラブル 幸せな暮らしを得られない原因とは
1.猫がリラックスできない
猫を衝動的に迎えてしまうと、猫が落ち着いて過ごせない場合があります。
新しい場所では猫はなかなかリラックスできずにストレスを抱えてしまうため、家具の下に隠れたまま出てこない、ずっと鳴き続ける、トイレを我慢する、トイレ以外の場所で排泄する、物を壊すなどの行動をとることがあります。
衝動的に急に猫を家に迎えてしまうと、猫が猫らしく暮らせるような部屋づくりができていないため、猫が落ち着いて過ごせないのです。
狭くて薄暗い隠れ場所、高くて部屋全体を見渡せる場所など、まずは猫が落ち着ける場所が必要です。迎えたばかりのときは、ケージがあると猫が落ち着いて過ごせるでしょう。
2.飼い主さんもストレスを抱える
ごはんをあげる、トイレ掃除をするなど毎日のお世話だけでなく、ブラッシングや爪切り、耳掃除などのケアも必要です。
猫のお世話にかける時間を確保しなければならず、自分のために使える時間が減ります。
また、猫が物を落として壊したり、入ってほしくない場所に入ったり予想外の行動に困ってしまうこともあります。
猫は叱ってもそれを理解することができず、叱ることで怯えてしまったり、反対に「これをすると構ってもらえる」と誤って学習したりすることもあるのです。さらに、フードやケア用品の購入や医療費、冷暖房費など、かなりお金もかかります。
猫がどのような行動をするのか、どのようなお世話が必要か、飼育費用がどれくらいかかるのかなどが分からず、急にすべてが猫中心の生活になってしまい、そのような状況を予想できていなかった飼い主さんがストレスを感じたり疲れてしまったりすることがあるのです。
事前に猫の飼育本などで基本的なことを調べて、心構えができていれば、少しは余裕ができるでしょう。
3.猫が体調を崩す
猫の健康管理についての知識がないまま猫を迎えてしまうと、猫の異変に気づくのが遅れたり、様子見している間に体調が悪化してしまったりすることがあります。
猫は自分の体調不良を隠しがちなので、明らかに体調が悪そうだと気付いたときには手遅れ…ということも。猫の体調不良の症状によっては、すぐに動物病院を受診した方がいいケースもあるのです。
毎日の健康チェックの方法や、猫に多い病気などを知っておくことや、猫の健康診断を定期的に受けるなどして、病気の早期発見、早期治療できるように心がけましょう。
まとめ
今回は、猫を「衝動的に迎える」と起こる不幸なトラブルについて解説しました。
猫を衝動的に迎えてしまうと、猫がどのような動物で、どのようなお世話が必要なのかがわからないため、猫も飼い主さんもストレスを感じてしまうおそれがあります。
健康面では、猫が体調を崩しても飼い主さんが気づかず悪化してしまう可能性もあります。猫と幸せな暮らしを送るためには、猫について知識を深めましょう。