第55回明治神宮野球大会組み合わせトーナメントと展望、2025年選抜高校野球で1枠獲得するのは?
開幕戦は聖光学院vs東洋大姫路
第55回明治神宮野球大会高校の部が20日に開幕する。全国10地区の秋季大会で優勝した10校が出場。優勝した地区には、2025年春のセンバツで1枠割り当てられるため、各地区大会で敗退した高校にとっても目が離せない大会だ。
今回は関東王者・横浜(神奈川)、北信越王者・敦賀気比(福井)、近畿王者・東洋大姫路(兵庫)、中国王者・広島商(広島)、四国王者・明徳義塾(高知)、九州王者・沖縄尚学(沖縄)の6校が春夏いずれかの甲子園優勝校。北海道王者・東海大札幌、東京王者・二松学舎大付、東海王者・大垣日大(岐阜)の3校は準優勝、東北王者・聖光学院(福島)も2022年夏の甲子園ベスト4と強豪が揃った。
開幕戦は聖光学院vs東洋大姫路。履正社(大阪)を率いて全国制覇した岡田龍生監督が母校の監督に就任して3年目の東洋大姫路は、17年ぶりに秋の近畿大会を制した。
プロ注目のエース阪下漣を擁し、龍谷大平安(京都)や天理(奈良)など甲子園の常連校をコールドで撃破。ブロックの関係から優勝するには4勝が必要だが、明治神宮大会初制覇の可能性も十分だ。
同じく17年ぶりに関東大会を制した横浜も前評判が高い。健大高崎との決勝では最速158キロ右腕・石垣元気を攻略して延長10回サヨナラ勝ち。エースナンバーを背負う左腕・奥村頼人と身長185センチのスーパー1年生右腕・織田翔希ら投手陣もハイレベルだ。
対する明徳義塾は、1998年夏の甲子園準決勝で0-6から逆転サヨナラ負けした因縁の横浜に闘志を燃やす。甲子園では3戦全敗だけに、初めての対戦となる明治神宮で四国王者として意地を見せたい。
甲子園優勝校に3連勝した沖縄尚学
2度のセンバツ優勝を誇る沖縄尚学も地力がある。九州大会では佐賀北(佐賀)、鹿児島実(鹿児島)、西日本短大付(福岡)と甲子園優勝校に3連勝し、決勝は沖縄大会と同じくエナジックスポーツに快勝。150キロ左腕・末吉良丞を中心にまとまっている。
また、東京大会決勝で早稲田実との延長12回の激闘を制した二松学舎大付、31年ぶりに秋の中国を制した名門・広島商などどこが勝ち上がってもおかしくない。
決勝は25日午前10時プレーボール。来春センバツにも影響する明治神宮を制するのは果たして…。
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記事:SPAIA編集部