標高1300mでアートや大自然のパノラマ満喫 赤倉観光リゾートに新エリア完成
新潟県妙高市田切の赤倉観光リゾートに2025年7月、大自然の中でアートなどさまざまな体験が楽しめる「赤倉ヴィレッジスクエア」が完成した。緑の中で作品展示や音楽イベントができる設備、眺めを生かしたフォトスポットなどが誕生した。
《画像:野尻湖や斑尾山などの眺望が楽しめる新エリア》
グリーンシーズンの集客策として、約3年前から妙高高原スカイケーブル周辺を整備してきた。夏場はアクティビティーを充実させるスキー場が多い中、差別化を図り、岡倉天心をはじめとした文化人などが避暑地として利用し発展してきたことから、歴史と文化芸術をテーマにした。
《画像:赤倉温泉の歴史や周辺の観光を紹介する山麓駅舎内ホール》
スカイケーブル乗り場の山麓駅舎内ホールは、観光客を迎える玄関口として、赤倉温泉や周辺地域の歴史、観光スポットをパネルや動画で紹介するスペースにした。
《画像:乗り場近くには人工滝や遊歩道も》
約15分の空中散歩の後に着く標高1300mの山頂駅周辺には、庭園や芝生広場を作り、芸術作品の展示、制作をする場とした。今後県内外の大学生や作家に呼び掛けて利用してもらうという。野尻湖や斑尾山、妙高高原の町並みが望めるブランコベンチ、木々の間で休めるテーブル席、妙高山の湧き水をたたえた水盤が印象的なカフェも備え、ゆったりと過ごせる。
《画像:作品展示などができる山頂駅近くの庭園》
《画像:芝生広場には女子美術大の学生が妙高山をイメージして作ったタープを展示中》
《画像:木々の間でゆったり過ごせるテーブル席やベンチ》
かつてのリフト降り場を改装した多目的ホールは、野外音楽堂のイメージで、山々の大パノラマを背に演奏会や講演などができる。このほかホテル調理人による料理教室などが開けるイベントレストランもある。
《画像:リフト降り場を改装した多目的ホール》
《画像:立ち見も入れて約160人を収容できる》
赤倉観光リゾート&スパの後藤幸泰統括支配人は「大自然の中で触れたり実際に作ったりと五感で体験できるアートを提案して、幅広い世代の方に来てもらいたい。妙高の芸術の発信地になれば」と話している。
Akakura Village Square オープン - 妙高高原スカイケーブル( https://akr-sky.com/news/post2301/ )