「醜い」とフラれて5万円弱で散髪した10代男性 イケメンに変身も賛否（米）
カットだけでなく、時には顔剃りまでしてくれる理容室にはスピーディーでお手頃といったイメージがあるだろう。ところがアメリカの10代の男性は先月、ある女性に「醜い」と言われてフラれたことから理容室に駆け込み、300ドル（約4万8500円）をかけてスタイリッシュなバズカット（丸刈り）にしてもらった。冴えないビフォーと、イケメンに変身したアフターの動画とともに、英ニュースメディア『Manchester Evening News』などが伝えた。
米テキサス州ヒューストン郊外の理容室「ケイジー・フェイズ（KZ Fadez）」に先月、10代の男性がやって来て、経営者のケイジーさんに「高校時代の片思いの女性に笑われた。カッコよく変身したい」と訴えた。
男性は彼女に面と向かって「醜い」と言われたそうで、ケイジーさんに「次こそは彼女の心を射止めたい」と強い思いをぶつけ、「バズカットにして欲しい」とお願いしたという。
そしてケイジーさんは、男性のボサボサで伸びきった髪をさっぱりと整え、そのビフォーアフター動画を理容室のTikTokに投稿したところ、大反響を巻き起こした。
動画は2部に分かれており、パート1ではあえてアフターの姿を見せず、ケイジーさんがバリカンと櫛、ハサミを使って丁寧に散髪していく様子を公開。6日間の再生回数が1660万回を超えた。
そしてアフターの姿を公開したパート2では、5日間の再生回数が240万回を超え、ケイジーさんはこんな言葉を添えていた。
「彼は『彼女の拒絶反応はかなりひどく、泣きそうだった』と言ってきてね。彼が自信を取り戻すには、耳の少し上から刈り上げ、顔に向かってフェードのラインを落とす“ミドル・ドロップ・フェード”が斬新でピッタリだと思ったんだ。」
さらにケイジーさんは、男性の濃い1本眉を剃刀で2本に整え、若者らしい爽やかさを出すことに成功。カメラを見つめるアフターの男性は自信に溢れ、目力さえ感じるほどの変身ぶりを見せていた。
なお男性がその後、片思いの女性のハートを掴むことができたのかどうかは不明だが、動画には次のようなコメントが寄せられた。
「散髪後はグッと良くなった。眉も無視せずに整えてくれて良かったよ。」
「なんて変わりようなの！」
「嘘はつかない。彼はイケメンよ。」
「オーマイガー。セクシーだわ。」
「彼の気持ちを考えたら、300ドルは高くないと思う。彼はそれだけ惨めな気分を味わったのよ。」
「今度はうまくいくといいね。」
「目がきりっと見えるし、とても似合っていると思う。でも300ドルなんてクレイジーだ。」
「ビフォーアフターで、全く別人に見えるね。」
「300ドル払うなら、295ドルのお釣りが欲しいところだね。」
「私の行きつけの散髪屋は15分で同じことをしてくれるよ。それも15ドル（約2425円）でね。」
「ぼったくりでしょう。返金してもらうべきよ！」
ちなみに昨年にはイタリアで、前頭部の生え際の後退を気にしていた男性（26）がタトゥーで前髪を作り、TikTokでビフォーアフターを公開していた。しかし評判は芳しくなく「油性ペンで描いたほうがまし」「頼むから冗談だと言ってくれ」といった声があがっていた。
画像は『Kzfadez TikTok「Replying to ＠Avery Reece part2.」』より
（TechinsightJapan編集部 A.C.）