最近の“異常気象や豪雨”に備えてる?家にある“意外なもの”が「風水害時」に役立つ「友達にも教えたい」
今年は異常気象ともいえるような天気が続いています。酷暑続きやゲリラ豪雨、最近では駅が水没してしまうほどの大雨や大型台風の上陸などがありました。この機会に、持ち出し袋や備蓄などの備えを見直したという人もいるのではないでしょうか。特に気温が高い季節は備えにも一工夫がいるのだとか。 今回は、料理研究家であり、防災士の資格をもつ島本美由紀さんにその工夫について教えていただきました!
教えてくれたのは……島本美由紀さん
旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、身近な食材で誰もが手軽においしく作れるレシピを考案。冷蔵庫収納や食品保存のスペシャリストとしても活動し、テレビ番組『あさイチ』(NHK)や『ヒルナンデス!』(日本テレビ)などに出演。著書は80冊を超える。
なぜ夏の備蓄対策が必要?
夏に水や電気などが使えなくなると、「食中毒や感染症」、「熱中症」、「汗や湿気によるニオイ」、「暑さによる食欲不振」などさまざま問題が発生します。日頃実施している暑さ対策
の中に備蓄も取り入れることが大切です。
ローリングストックも衣替え必須
1.暑さ対策グッズを追加
冷却パックや冷却ブランケットは寝苦しさや暑さを解消でき、あるだけで快適さが違います。
2.水は通常よりも多めに準備
通常は1人3リットル×7日分を推奨していますが、夏場は余分に備蓄しましょう。冷凍室に2本ほど入れて凍らせておけば、停電時に氷冷蔵庫として活用できます。
3.長期保存パック食品を備蓄
保存食品といえばレトルトや缶詰のイメージが強いかもしれません。しかし、最近では豆腐や牛乳などでも常温で長期保存できるものがあります。冷やさなくてもいただけるので活用しましょう!
4.冷凍室のストックを8割以上に
ローリングストックで意外と知られていないのが冷凍室。
日常的に食品を冷凍保存しておくだけで備蓄になります。ポイントは8割以上詰めておくこと! それだけで冷却効果が持続しますし、節電にもつながります。
普段使うときには、時短や節約になって便利なので、日常備蓄を叶える最適な方法といえるでしょう。
日常備蓄のおすすめは、解凍したらそのまま食べられるサンドイッチやフルーツ。ラップしてフリーザーバッグいれて冷凍貯金備蓄しておきましょう。自分で作ったものを食べることで安心感も得られますし、日常使いでランチやおやつとして食べることができるので便利ですよ!
災害時にあのアイテムが大活躍!4つのアイデア
ラップは災害のときにいろいろな使い方ができます!
1.お皿に敷けば洗い物を減らせる
2.丸めれば食器洗いのスポンジに
3.ものを縛るヒモに
災害ででた不用品などを縛るヒモとして使えます。
4.伝言メモに
ガラスに貼り付ければ、マジックでメッセージが書ける伝言メモになります!
どの方法もいざというときに役に立ちそうなアイデアです。もしものときに備えておきましょう!
尾治/元高専生で文系修士の校正・校閲ガール