【清水区・蒲原三山】一度で三山クリア! タイパ高し 山頂からはもちろん富士山の絶景
2025年初の低山登山は、静岡市清水区蒲原エリアにある、蒲原三山と呼ばれる3つの山です。標高はそれぞれ550m以上ありますが、山の中腹からスタートするため運動不足の筆者でも余裕をもって楽しめました。
【画像】展望広場にある看板の地図画像 この記事のギャラリーページへ大平山・大久保山・大丸山ってどんな山?
大平山(おおひらやま)・大久保山(おおくぼやま)・大丸山(おおまるやま)は、静岡市清水区蒲原エリアにある低山です。
この3つの山を指して“蒲原三山”と呼ぶのだとか。地元の人たちに親しまれている山なのでしょう、いくつものハイキングコースがあります。
今回は「大丸山ハイキングコース」上にある展望広場からスタートし、大平山、大久保山、大丸山の順にまわるコースを選びました。
山の中腹からスタートするため累積標高は約174mです。
●今回の低山登山DATA
登った山:大平山、大久保山、大丸山
標高:大平山598m、大久保山565m、大丸山572m
累積標高:上り174m、くだり171m
タイム:約1時間35分
スタートから約10分で一山目「大平山」クリア
2025年最初の低山登山も天候に恵まれました。
今回のスタート地点である展望広場からは、陽光きらめく駿河湾を見ることができました。これは幸先がいい。
展望広場の近くに案内図があったので確認します。
案内図上にある「現在地」を出発し、まずは大平山へ。その後、大久保山、大丸山をまわって現在地に戻ってくる予定です。
では早速、案内図の後ろにある階段を上っていきましょう。
階段の先は整備されたゆるやかな上り道が続いていました。
10分ほど歩くと、大きな広場に出ました。「大平山広場」です。
大きなサクラの木がありました。春にはお花見ができそうです。
大平山広場からさらに進みます。スタートからずっと上りですが、傾斜はそれほどきつくないので心配ありません。
展望広場から約10分、先ほどの大平山広場ほどの広さはありませんが、再び開けた場所に出ました!
ここが大平山の山頂なのでしょうか。
標識のようなものを探すと、黄色のテープに「大平山598m」と書かれていました。
どうやらここが大平山の山頂のようです。
ベンチなどもないので、水分補給をしたら早々に大久保山を目指します。
スタートから約20分で二山目「大久保山」
大平山・大久保山・大丸山のうち、もっとも標高が高いのが大平山です。
つまり、ここから先は基本的に下りがメイン! 足取りも軽くなろうというものです(でももちろん油断は禁物です)。
大平山の山頂から約10分、大久保山に到着です!
こちらも広場になっていました。とても開放的です。
大平山、大久保山ともに山頂が広場ということは、大丸山も?
確かめに行ってみまましょう!
開始約45分で「大丸山」踏破! 富士山がお出迎え
大久保山から大丸山までの道のりも、アップダウンは非常にゆるやか。登山初心者にもやさしいコースとなっています。
ただし、分岐がわりと多いので、案内板や地図をこまめに確認することをおすすめします。
階段がありました。手元の地図によると、この階段を進むと大丸山の山頂に出られるようです。行ってみましょう!
ちなみに、登山道で見かける木製(木組み)の階段を「木段」というそうです。木段には、土壌の侵食を防止したり、植生を保護したりする役割もあるのだとか。
木段を上りきるとまたまた分岐が。どちらを選んでも大丸山山頂に出られるようです。筆者は左まわりのルートを選びました。
開けた場所に出ました! 頂上です。
二山目の大久保山山頂からの所要時間は約15分でした。
標高を示す標識の向こうには富士山が見えています。
この日は暖かかったせいか、あるいは強風に飛ばされたのか、富士山の雪は少なくなっていました。
広場を探険してみると、ベンチや鉄塔から少し離れたところに三角点を発見しました。
三角点ハンターは、よく探してみてください。
ベンチに座って休憩兼昼食をとりながら、伊豆半島方面を眺めました。
山頂の周囲の草木がかなり育っているため360度の大パノラマとはいきませんが、約180度のパノラマが楽しめます。
約1時間で三山を回れるお得なコース
冬の海と空が織りなす絶景を十分に堪能したところで、下山します。
帰りは車道を通り、スタート地点の展望広場を目指します。
頂上を出発して約15分ほどで展望広場が見えました。今回の低山登山はこれにて終了です。
今回ご紹介した大平山、大久保山、大丸山は、展望広場からスタートすれば、約1時間の登山で三山を一度に回れます(休憩時間を除く)。
冬の運動不足が気になっているなら、蒲原三山で体を動かしてみてはいかがでしょうか。
また、ハイキングコースは浜石岳にもつながっているので、体力に自信がある人は浜石岳に足を伸ばすのもおすすめです。
!CAUTION!
◎各所に案内看板がありますが、道迷いの可能性がまったくないわけではありません。特に分岐では、地図や登山アプリなどでルートを確認するのを忘れないようにしてください。
◎低山とはいえ、山は山です。適切な服装と装備で楽しんでください。
◎時期や天候によってコースの状況が変わっている可能性があります。インターネットなどでできるだけ最新の状況を確認するようにしてください。
◎静岡県全域でクマの目撃情報が相次いでいます。低山でも油断せず、クマ鈴、クマ撃退スプレーを携帯しましょう。