もうすぐ2024年も終わり!年末までに実施してほしい「今年の私を褒める時間」とは?
もうすぐ2024年が終わります。新年になるとココロも新たに目標を考えますが、じつはその準備として今年1年の振り返りが有効です。 わが家でも先日、夫婦で振り返りをして、今度10歳の娘も含めた家族での振り返りも予定しています。 振り返りのキーワードは「今年の私を褒める時間」です。 よかったら一緒に振り返りをしていきましょう!
ただ思い返すんじゃない。未来へと駆け出すエネルギーを充填する!
普段「振り返り」ってしていますか? 普段の生活の中でも「何をしたか」を定期的に思い返すことはとってもおすすめ。
毎日が忙しかったり、眼の前のことをこなすので精一杯になると、自分はいったい何をしているんだろう? と思うことがあります。ただただ毎日を過不足なくこなすだけ。「忙しいばっかりで、なんだか物足りないな」なんて。
僕は定期的に振り返りをするのですが、振り返るたびに自分の中に新たなエネルギーを注いでいるような気持ちになります。
ただ忙しかっただけじゃない、何もやってないように思えて結構いろんなことがんばってきた。よし、これをやめてこっちをやってみよう。そんな風に自分を労い、次へのアクションへと繋がっていきます。
1週間毎に振り返り、月の振り返りをし、四半期には仕事仲間と大きな振り返りを行い、1年に1度、自分ひとりで、そして夫婦、家族で今年を振り返る。この細かな振り返り習慣が、自分を先へ先へと推し進めてくれる気がしています。
今日は1年の振り返りということで、お話しますが、どのように振り返ればいいのでしょうか?
ひとりで振り返る
まずは自分ひとりで振り返りをする方法。どんな方法でもいいのですが「何がいいかわからない」という場合は、僕が振り返りのときに使っている5つの問について考えてみて下さい。
【今年を振り返る5つのキークエスチョン】
1. 頑張ったことで、一番誇らしかった瞬間は?
2. 自分の成長を実感した出来事は?
3. 今年、感謝の気持ちを感じた瞬間はどんなときだった?
4. 家族との時間で、一番幸せだった瞬間は?
5. 今年の自分の行動で「やらなければよかった」と思ったことは?
ポイントは、その瞬間をありありと描けるようなシーンで思い返すこと。がんばったことなどをリストにして思い出す方法もありますが、「数が少ないな⋯⋯」「え〜っとこれも⋯⋯そうかなぁ?」と振り返りのための振り返りになりがちです。振り返るのは、その瞬間のシーンだけで充分。
たとえば僕なら、1は「昨年リタイアしてしまった100kmウォークの大会を、19時間というハイペースで完歩し、大会7位を達成した瞬間」を思い返しました。本当に、いま思い返しても嬉しくて誇らしい瞬間です。
5は少し毛色が違いますが、これも来年につながる大切な振り返りです。これについてはシーンではなく、リスト形式でどんどん書き出してみましょう。
夫婦・親子で振り返る
つぎは、夫婦や親子など家族で1年を振り返ってみましょう。こちらもわが家のおすすめについてご紹介します。
【今年の一文字】
1年を振り返りながら、今年を漢字一文字で表してみます。そして、なぜその漢字を選んだのかを紹介し合います。
いいことも悪いこともひっくるめて、たった一文字で表さなくてはいけません。これがなかなか難しくも、面白い。そしてパートナーがなぜその漢字を選んだのかを聞くのもいい時間になります。思いがけず知らなかった仕事の悩みが反映されているかもしれません。あの時期になぜ嬉しそうだったのか、つらそうだったのか、そんなことがわかるキッカケになるかもしれません。これからの2人について改めて話し合うキッカケになるかもしれません。
長々と、ただ1年の振り返りを聞いていても(いくら夫婦とは言え)面白くないかもしれない。でも、たった一文字に集約された思いを聞くのは相手の理解に繋がります。
夫婦だけでやってもいいですし(その方が深い話がしやすいかもしれません)、子どもと一緒にやってもいいでしょう。お子さんが小学生なら少しずつ漢字も覚えているでしょう。なかなか一文字で表すのは難しいですが、一緒に考えてみるのも楽しいです。
【思い出の写真を振り返る】
お子さんが小さかったり、一文字が難しいなら「思い出の写真の振り返り」がおすすめ。
・今年一番楽しかった思い出を聞いて、写真とともに振り返る
夏休みの旅行でも、意外と何気なく食べに行った回転寿司の思い出かもしれないし、もっと違う何かかもしれません。
子どもって親とは違う独自の視点と感覚で日々を楽しんでいます。「え? そんなこと?」と言うような話が聞けるのも、めちゃくちゃ盛り上がります。
こうして振り返った内容は、新年の目標をたてる際にとても役立ちます。
まずは今年1年を振り返って、次の年への備えとしてみましょう!!
三木智有/家事シェア研究家