【遠州三山風鈴まつり】袋井の夏の風物詩。個性豊かな風鈴のやさしい音色がお出迎え
“遠州三山”とは法多山 尊永寺、医王山 油山寺、秋葉総本殿 可睡斎のこと
静岡県の西部に位置する袋井市は東海道のほぼ真ん中にあり、豊かな自然と歴史ある寺院が数多く残るまちです。今回は、そんな歴史ある袋井の夏の風物詩「遠州三山風鈴まつり」をご紹介します。
毎年夏に行われている遠州三山風鈴まつり。遠州三山とは、法多山 尊永寺、医王山 油山寺、秋葉総本殿 可睡斎の3つの寺です。
木の短冊に願い事を書く「願掛け風鈴」や、南部鉄器を使用した風鈴など、各寺でそれぞれ趣の異なる風鈴が飾られ、訪れた人をやさしい音色で迎えます。
色とりどりの風鈴が目を引くのは、徳川家康ゆかりの寺としても知られる可睡斎。
可睡斎では、およそ2000個の江戸風鈴が吊るされています。
江戸風鈴は一個一個が手作りのため、同じ形でもそれぞれ音色が異なるといいます。
秋葉総本殿 可睡斎 篠田幸潤総知客:「可睡斎は修行道場で、修行僧も大勢いるので、みんな総出で(風鈴を)かけて、皆さんをお迎えしております。土台作り、風鈴を全部とりつけるのに1週間ぐらいはかかる。」
枯山水の大庭園では、富士山をモチーフにした風鈴のオブジェを見ることができます。
秋葉総本殿 可睡斎 篠田幸潤総知客:「5月24日から8月いっぱいまで昼夜とわず飾っています。ぜひ来ていただければと思います。」
まつり期間中限定の御朱印も!風鈴の音色で涼んでみませんか?
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■遠州三山風鈴まつり<法多山尊永寺><油山寺><可睡斎>
開催期間:5月24日〜8月31日
(2025年5月31日放送)