秋野菜を食べて、体のダルさを整えやすくしよう!【レシピあり】
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、番組初登場!野菜の料理家 ・ 西岡麻央さん!
テーマは「旬の秋野菜を使った、体の調子を整いやすくするレシピ」
10月になり、気候的にも過ごしやすい日も増えてきました。ただ、今年の夏は特に暑かったので、「体のダルさが まだ抜けない」なんて人も多いのでは?また、寒暖差で「あまり体調がすぐれない」ということもありますよね。そんなときにぜひ食べていただきたいのが「旬の野菜」。季節に合った旬の野菜を食べていただくことで、体もスッキリし、調子も整いやすくなりますよね。紹介するレシピは美味しさはもちろん、野菜の栄養を中心に考えてみました!
代謝を上げて夏の冷房疲れを癒す!秋野菜の塩だけス―プ!
生姜に含まれる「ジンゲロール」という栄養素が血行促進の作用があります。冷房の部屋に居続けて代謝が落ちると、なかなか汗をかきにくくなるんですが、生姜入りの熱いスープを飲むことで、血流が良くなり発汗しやすい体になります。代謝が悪くなっていた体を目覚めさせるような一品です。
材料(たっぷり2人分)
・トマト:大きめのもの2個
・かぼちゃ:1/8個
・椎茸:4個
・生姜:1かけ
・豚バラ肉:150g~180g
・水:600ml
・塩:小さじ1
作り方
1:トマトはざく切りに、かぼちゃは薄切りにする。椎茸の笠は薄切りにし、軸は手でさく。生姜は千切りにする。
2:鍋に野菜を全て入れ、豚肉を広げるように乗せたら、塩と水を入れて加熱し、煮立ったらアクを取って蓋をして、弱火で10分ほど煮る。
調味料は塩だけ!レシピだけだと「美味しいの?」と思いがちですが、野菜と豚肉の旨みが驚くほど溶け出したスープです。
便秘対策に!里芋高菜チーズお焼き!
里芋特有のネバネバは「ガラクタン」という栄養素で食物繊維の一種。便を柔らかくして、排便をスムーズにするという効果が期待できます。同じく里芋に含まれる「グルコマンナン」という栄養素も胃の中で大量の水を吸って膨れることで、「便の量を増やす」という働きがあります!
材料(2人分4個)
・里芋:250g
・片栗粉:大さじ1
・からし高菜漬け:刻んだもの30g
・ピザ用チーズ:40g
・ごま油:小さじ2
作り方
1:里芋は皮の周りに包丁で1周切り込みを入れて、耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで6分半分加熱する。粗熱が取れたら皮を取り、フォークなどで潰す。
2:里芋に片栗粉、からし高菜漬け、ピザ用チーズを加えて4等分し、丸く整える。
3:ごま油をひいたフライパンで3~4分ずつ、両面を香ばしく焼く。
旬の里芋で作る、素朴で香ばしいお焼きです。からし高菜のピリッとしたアクセントにチーズの塩気が◎
睡眠の質を上げる!アボカドナッツトリュフ!
アボカドやナッツには睡眠の質を高める効果が期待できる食材。アボカドには「トリプトファン」という必須アミノ酸が含まれています。この「トリプトファン」は「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」を作る上で欠かせない栄養素なんです。ナッツ、特にクルミにも「トリプトファン」が多く含まれます。
材料(4人分16個)
・アボカド:1個
・ミックスナッツ:50g
・ミックスドライフルーツ:50g
・ホワイトチョコ:80g
・ココアパウダー:適量
作り方
1:アボカドはフォークなどで滑らかになるまで潰す。ホワイトチョコをボウルに入れて湯煎して溶かす。
2:ボウルに粗く砕いたミックスナッツとミックスドライフルーツを加えて、しっかりと混ぜる。
3:ティースプーンなどで16等分程度に分けて皿やバットなどに乗せ、冷蔵庫で20分ほど冷やしたら手で丸める。ココアパウダーを全体にまぶしつける。
スイーツとして手軽に取り入れることで、毎日少しずつの栄養補給が可能になります。特別な器具も使わないので、簡単に作れちゃいます!
野菜の料理家 ・ 西岡麻央さん
・野菜の料理家
・大学卒業後、航空会社で国内線・国際線の客室乗務員として勤務されます。
・客室乗務員時代に、不規則な生活リズムと食生活を解消するため通い始めた料理教室で食べ物が体に与える影響を実感して、料理の世界に飛び込みます。
・現在は、料理の「身体を軽くする、がんばりすぎない料理」をテーマに野菜を使ったレシピを開発しており、テレビや雑誌、レシピサイトなどで発信中です。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)