金融アプリ6~17歳向け「Revolut」、日本でも登場 親子で楽しみながら「金融リテラシー」を学ぶ
新NISA(少額投資非課税制度)を機に、「貯蓄から投資へ」の流れが加速している。次の世代への金融教育も広がっている中、子どもたちが楽しみながら金融リテラシーを学べる金融アプリ、6~17歳向け「Revolut」が、2025年3月25日から日本で提供開始される。
英国発のフィンテック企業「Revolut(レボリュート)」が手掛けたもので、同社のデジタル金融サービス「Revolut」をベースに、6~17歳の子ども向けに最適化した。現在、世界20カ国で約500万人が利用している。
「国際対応力と手数料の低さ」と「親子間の透明性と教育サポート」を両立
6~17歳向け「Revolut」は、子どもの金融学習をサポートできるように設計。親子で一緒に使うことで、お金の使い方や管理について学ぶことができるという。安全性と使いやすさを両立したこのアプリの特長 は、主に3点挙げられる。
1点目は、海外留学中の生活費や日々のお小遣いを無料で即時入金できることだ。定期送金機能もあるため、子どもへの送金忘れを防止できる。
2点目は、子どもの支払い履歴を閲覧、安全に管理できる「監督機能」があること。子ども専用のカードを一時停止・再開できる機能もあるため、不正利用や浪費を防げる。
3点目は、事前に決めた報酬をタスク達成で得られる「お手伝い機能」があること。子どものうちに「働く=お金を得る」という感覚を学ぶことに役立つ。タスク達成の通知が即時届くため、スムーズなお金のやり取りもできる。
こうした機能により、6~17歳向け「Revolut」は、子どもの自立を促しつつも、親はお金を適切に管理することで安心して利用できる。
他社のサービスと比較した際の強みは一体何か。REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN広報は、「国際対応力と手数料の低さ」と「親子間の透明性と教育サポート」を両立している点だと話す。両方の強みを兼ね備えたサービスとしてユニークだという。
日本で普及する他の国内サービスは、多通貨取引や国際送金に制約が多いこともある。海外送金においては、海外旅行や短期留学を視野に入れた利用者にとって、多通貨対応やお得な為替レートなどの強みを持つ、6~17歳向け「Revolut」は便利なサービスだ。
また、広報は、子どもの支出を監視する機能に自信をのぞかせる。それにともない、「セキュリティの安全性が高い」とも説明。Revolutには金融犯罪などを対策する社員が在籍しており、怪しい取引が行われた場合はすぐに停止されるという。そのため、安全にアプリを使用することができると話している。
なお、今回のアプリがベースにした通常の「Revolut」は、個人のお金に関するさまざまな機能を1つのアプリに凝縮したサービス。いわば、お金のためのオールインワン金融アプリだ。国内外送金、外貨両替、予算・支出管理、寄付機能、貴金属取引などの機能を搭載している。世界38カ国で提供し、5000万人以上が利用している。
「Revolut」のアプリ内で保有できる通貨数は36以上。また、160カ国以上の国に対応している。利用料が無料の「スタンダード」、月額980円か年間9800円の「プレミアム」、月額1980円か年間19800円の「メタル」という3つのプランがある。お得な為替レートや低い為替手数料などのメリットがある。