【茅ヶ崎市】茅ヶ崎市斎場 「市民火葬料」有料化へ 来年4月から1万円
茅ヶ崎市が、茅ヶ崎市斎場(茅ヶ崎市芹沢)の市民の火葬室利用料を2026年4月から有料化する方針を発表した。
11月25日の市定例記者会見で明らかにしたもの。現在開会中の市議会定例会に、関連する費用として、1018万円を盛り込んだ補正予算案を提出している。
茅ヶ崎市斎場は1993年5月に開設。当初は火葬室利用料は全て無料だったが、現在は茅ヶ崎市民と提携を結んでいる寒川町民が無料で、市外在住者の場合は8万円(12歳以上の人)などとなっている。
同斎場の利用件数は高齢化により年々増加。開設翌年の94年度は1400件だったが、24年度は3385件となった。
一方で開設から33年が経過して老朽化が進んでいることに加えて、今後も件数が伸びていく見込みのため、運営費や修繕費に充てるため有料化を決めたという。12歳以上だった人は1万円、それ未満だった人は6千円が来年4月以降必要となる。こうした動きは他市でも進んでいるといい、県内では平塚市と真鶴町・湯河原町の斎場が無料。藤沢市と厚木市は1万円、横浜市では1万2000円となっている。
市は有料化により年間で約3400万円の収入を見込む。担当者は「永続的に斎場を運営していくための有料化となります。ご理解ご協力をお願いします」と話す。
友引日も開場
また同斎場では、遺体の火葬までの期間を短縮しようと、亡くなる人が多いという1月から3月にかけて、通常では閉場していた友引日14日のうち10日を開場して、受け入れ枠数を拡大する。