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オーナーのパワーみなぎる情熱系バイカーズカフェ 萩市「moto cafe VIVA」

山口さん

「都会だけがすべてじゃない!山口県ナメんなよ!」そんな熱い想いを胸に、萩の丘の上に今年オープンしたのがバイカーズカフェ「moto cafe VIVA」。クラシックバイクがずらり並ぶ店内は、まさにバイク好きの楽園!でもここは、ただのカフェじゃありません。人が出会い、つながり、地元が元気になる――そんな未来を描く、ちょっとアツくて、めちゃくちゃカッコいい“発信基地”です。

【写真はこちら】カフェの店内や店周辺のおすすめスポットをチェック

萩市笠山エリアに誕生!

「moto cafe VIVA」(山口県萩市椿東1189−193)があるのは、山口県萩市。
観光地として知られる明神池を道のりに沿って丘の方へ進むと左手側にオーナーさん手作りの「VIVA」の看板が見えてきます。

こちらは今年7月にオープンしたばかりのバイカーズカフェです。

オーナーをつとめるのは、クラシックバイクの輸入を手掛けてきた大野一郎さん。

「都会だけが全てじゃない!山口県ナメんなよ!山陰ナメんなよ!」と語る熱いハートの持ち主です。

このバイクの名前わかりますか?

カフェの店内にはテーブルと共に貴重なバイクがずらりとならびます。天井や壁にもバイクにまつわるアイテムがギッシリ。まさにバイク好きのための楽園です。

カフェといっても、オーナーが目指すのは、ただの飲食店ではなく、地元を守り誇りを取り戻すための地方萩市の発信拠点。そして、友達を作る場所。

「自分たちも含め、ここに来る人みんながくつろぎ、楽しんでくれること。訪れる人たちが友達になって帰ってくれることが一番の願い。お金儲けは二の次!」

大野さんは明言します。

低価格で量も満足なランチ

料理を担当しているのは、パートナーの恭子さん。「ほどほど満足・思ったより満足・量も満足」を目標に掲げ仕込みから調理まで一人で行っています。

「一人で作るから少しお待たせすることもあるかも。」「なるべくロスは出したくないんです。今の価格を維持したいから」と話す恭子さん。

開店するにあたっての苦労を尋ねると、お勧めメニューである「ハンバーグランチ」のソースの研究が大変だったとのこと。何度も試作を重ね、知人の方たちに試食をしてもらってやっと完成したのだそう。

ハンバーグランチ 1,200円

お店を訪れた際には是非、この特製ソースのかかったハンバーグランチを堪能してみてください。

その他、ハヤシライス、オムライス、ナポリタン、といったフードにドリンクメニューも充実。

ハヤシライス 800円

ゆずきち 400円

バイクで来店した方には、汗だくになったライダーのみなさんに少しでも涼を感じてもらおうと、かき氷をサービスしれる粋なはからいもあるそうですよ。

バイカーへのきめ細やかなサービスも

お店の外のテラス席にはフックが7つ取り付けられています。実はこれはバイカーが脱いだジャケットを吊るして乾かすためのものです。

そして、店内には開店祝いに貰ったというヘルメットドライヤーが2つ。バイク愛溢れるオーナーならではの心配りを感じられるバイク好きにはうれしいサービスです。

観光地には載らない!?VIVA発パワースポット

さらにカフェ付近には、パワースポット的な場所も存在します。

夏に人気の自然スポットは、溶岩台地に出来た岩の割れ目からヒンヤリした冷気が吹き出す「風穴(かざあな)」。天然のクーラーという言葉がぴったりで、この暑い気候の中でも17℃の風が流れ出してくるんです。

そのほか、海とつながり潮の干満に呼応する、国指定の天然記念物の海跡湖「明神池」。その明神池の中に鎮座するのは、世界遺産の厳島神社(広島県廿日市市)から分霊を勧請(かんじょう)して建てられた「厳島神社」。

萩地域ならではの「水と信仰」が織りなす風情ある社となっています。その裏手には、地元の人だけが知っている、まるでジブリの世界を彷彿とさせるパワースポットもあるので是非訪れてみてください。(詳細はここでは伏せておきます。カフェで尋ねて下さい。)

地元愛と反骨精神で

かつては城下町としてにぎわい、歴史や自然の魅力が詰まった観光地・萩市。最近では観光客も徐々に戻ってきていますが、コロナ禍を機にホテルや旅館の廃業が相次ぎ、受け入れの体制が追いついていないのが現状です。加えて、若者の流出や高齢化が進み、地域を支える人手も不足しています。その結果、せっかく萩を訪れても、泊まる場所が見つからなかったり、お店が開いていなかったり…。そんな静かな危機が、今、萩のまちにじわじわと広がっているのです。

萩市出身の大野さんと恭子さんは、そのような状況を目の当たりにし、自分たちが生まれ育った萩が廃れていくのを黙って見ていられない、という気持ちに駆られたのだそう。

「自分たちの手で、地元萩をもう一度活気あふれる町にしていきたい!」

そんな想いから、「moto  cafe   VIVA」はスタートしました。

都会だけがすべてじゃない。田舎にも、こんなにカッコいいお店があるんだぞ!そんな想いを胸に、派手さはなくても、地元にしっかり根を張って、魂で勝負しているおふたり。

田舎って「地味」「遅れてる」「何もない」なんて思われがちだけど、そんなイメージをくつがえそうと、地元愛とちょっとした反骨精神で日々奮闘されています。

次に挑戦したいことは「民泊」だそう。

オーナーが大切にしているのは、人と人との出会いやつながり。今後はバイク乗りを優先とした民泊施設を作り、町と人と旅が交わる拠点作りを考えているそうです。いずれはイベントを開催したり、宿泊客とバーベキューをしたいと夢を語っていました。

「やりたいことやらないと、すぐ死ぬよ!」そう仰るオーナーの大野さんは、まさに年齢不詳。人生これからが本番だ!と思わせてくれるほどエネルギッシュ!

オーナー曰く、「このカフェは日本一テキトーなcafe。でも世界一カッコイイcafeを目指す!」

バイクに乗っている人もそうでない人も、どんどん萩に、そしてVIVAに来て下さい。きっと帰る頃にはみんな笑顔になっている。そんなお店ですよ。

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