ごはんもルーも冷たい!10店だけの新感覚メニュー【チャンピオンカレー 富山新庄店】“冷やしカレー”はじめました
ドロッとした濃厚なルーに千切りキャベツ、ソースがかかったサクサクの大きなカツとステンレスの銀皿と言えば、金沢カレー。石川県内を中心に北陸で愛され、いまや全国に知られるご当地カレーとなりました。
その金沢カレーの人気店のひとつがチャンピオンカレー、通称「チャンカレ」。
金沢カレーの正統派、チャンカレ
金沢カレーの元祖といわれる「洋食タナカ」の流れを汲む店として親しまれ、定番の「Lカツカレー」は特に高い人気を誇ります。
そんな正統派のチャンカレですが、全国で10店舗だけ食べられる“正統派らしからぬ”季節限定のメニューが登場します。
それが、「冷やしカレー」です。
正統派 金沢カレーから生まれた“異端児”!?
ごはんもルーもひんやり 冷やしカレー
冷やしカレー 1000円(税込)
この「冷やしカレー」、何がスゴいって、ごはんもルーも冷たいまま食べること。通常のカレーをただ冷たくしただけではなく、味もトッピングも冷やし専用のレシピなのです。
2020年から試験販売と試作を重ね、2024年のものが3代目。
トッピングされているのは、千切りキャベツとヤングコーン、サラダチキン、ほうれん草。そしてピンク色のは……?
生姜の酢漬け。「岩下の新生姜」とのコラボレーションなのです。
ごはんは、冷たくてもおいしく食べられるように、酢飯を採用。新生姜と一緒に、さっぱりとした清涼感をプラスしてくれます。
カレーと酢飯、新生姜の組み合わせと聞くとちょっと斬新なように思えますが、カレーの付け合わせに定番のらっきょうの酢漬けやアチャール(インドのピクルス)を思い浮かべてみてください。
…ね? トロッとしたカレーにさっぱりした酸味もおいしそうでしょ?
ルーにも「冷やし」ならではの工夫が
カレーのルーは冷やすと油分が固まってしまうため、普段使用しているルーのレシピでは「冷たくてもおいしい」を実現するのは難しいんだそう。
そのため、冷やしカレーのルーは特別にラードを抑えて作っています。
ラードを抑えた分、代わりに加えるのはコーンスターチ。これにより冷やしても固まらないルーでありながら、チャンカレらしいドロッとした口当たりはキープしています。
スパイスや旨みを効かせていて、冷たくてもおいしいキリッとした辛味を味わうことができます。
進化を続ける「冷やしカレー」
チャンピオンカレーが「冷やし中華のように夏にぴったりな新定番のカレーを作れないか」と考え始めたのは、およそ10年前。
それから試行錯誤を繰り返し、石川県の野々市店で初めて試験的に販売したのは2020年でした。それからも毎年のように改良を重ねて、3代目の「冷やしカレー」となる2024年は全国10店舗で販売されています。
富山県での扱いは、富山新庄店のみ。
夏のカレーといえば、汗だくで食べて発汗作用による涼感とエネルギー補給にぴったりなスパイシーカレーも気持ちいいものですが、ひんやりと冷たい新感覚の「冷やしカレー」もいいかもしれませんね。
店舗情報
【チャンピオンカレー 富山新庄店】
住 所 富山県富山市新庄本町1丁目5-26
営 業 11:00~21:00(L.O. 20:45)
月曜 11:00~14:00(L.O. 13:50)
※月曜が祝日の場合は通常営業
定休日 不定休
電 話 076-471-7377
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2024年6月24日放送
記事編集:nan-nan編集部