【西武】仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチインタビュー 「どんなチームになるか楽しみにしていてください」
1月21日放送のライオンズエクスプレスでは、3週に渡ってお届けした埼玉西武ライオンズの仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチにインタビューした模様の最終回を放送した。シーズンオフの過ごし方について訊いた。
――シーズンオフの過ごし方はとても大切ですね。
仁志「何をやろうとして、実際にそれをやったかどうかという基本的に持っている気持ちが大事ですね。やる気はあってもやっていなければ意味がないし、やる気はあったのだけど、やり方が間違っていてもよくないです」
――信頼できる先輩とか、歳の近い先輩後輩も含めて、球団の枠を超えて何人かで一緒に自主トレを行うことがトレンドになっていますね?
仁志「悪くはないと思うのですが、自分専用のトレーナーを探してきて、自分をしっかり見てもらうことが一番いいと思います。バッティングに関して動作解析をしてもらいたければ、そういう機関にお願いしてみるのもいいと思います。そこでいろいろ自分を知ってからトレーニングをしていくのもいいと思います」
――ジャイアンツの浅野翔吾外野手は今シーズンで高卒3年目になりますが、「1人で自主トレをしていいですか」と阿部(慎之助)監督に直訴して、「行ってこい」と背中を押されたみたいです。
仁志「すごくいいことですね。1人になると人と話さないので、考える時間も長くなりますし、練習中のお喋りもなくなります。たくさん人がいると長い時間練習しているような気はするのですが、実際その間に何も喋らずにやっているかというと、途中で喋ったりすることもあると思います」
――仁志さんはどっちだったのですか?
仁志「僕は清水(隆行)と若い時からバッティングの練習だけ一緒にやっていました。1人のバッティングピッチャーを僕ら2人でお願いして、何時からバッティングということだけ決めてやっていました」
――それ以外は1人?
仁志「2003年以降はパーソナルのトレーナーに付いてもらって、トレーニングしながらやっていました」
――野球のことだけを考えて、そして来シーズンへのイメージを膨らませて、自分がどうありたいかとか、いろいろなことを考えると、ストイックにならなければいけない時期ですね?
仁志「ストイックな人は1人になったときに力を発揮します。何でもそうですが、自分がやっていることを深掘りしていかないといけないところがあるので、それがオフに出るのではないですかね」
――埼玉西武ライオンズはどのようなチームであってほしいですか?
仁志「僕らが子供の頃とか、10代の頃は連覇をしているスター揃いのチームでした。西武というと強いイメージは皆さん持たれていると思います。僕はジャイアンツにいて、ジャイアンツの何が違うか考えると、その球団にいるプライドみたいなところだと思います。人に見られている緊張感とか、常に人の目があるということを意識しながら生活をしたり、野球をしたりしているので、そういうチームになってほしいと思います。選手たちも自らそういう姿で野球をやってほしいなと思います」
――強いチームを作ってください。
仁志「どんなチームになるか楽しみにしていてください」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー