本郷台駅前広場 デジタルサイネージ設置 イベント告知と園芸博放映
栄区役所は3月17日、本郷台駅前広場にデジタルサイネージを設置し、19日から放映を始めた。駅前広場で行われるイベントの情報と「GREEN×EXPO2027」周知のための映像が流される。
区が設置したのはLG製、55インチ(縦約118cm、横約56cm)のデジタルサイネージ2台。
本郷台駅は駅舎全体が区内にある唯一の駅で、通勤、通学で多くの人が利用する。また、駅前広場では定期的にイベントが行われており、栄区の要所ともいえる場所だ。
画面は本郷台駅改札側に向けられており、右側では駅前広場を活用したイベントの告知情報、左側では2027年に旭区と瀬谷区で行われる「GREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)」に向け市が作成したPR映像が流されている。
市や区からの情報発信が主目的だが、地元連合町内会から「駅前広場でのイベントについても周知を図りたい」との要望があったことから、イベント情報も表示されるようになった。
栄区で行政機関が道路上(歩道上)にデジタルサイネージを設置するのは初めて。区担当者はポスター用の掲示版ではなくデジタルサイネージを設置した理由について「動画の方が目に止まるのではないか」と説明。また、「2台横並びなので片方にしか興味のない人にも、両方の情報が見てもらえる」と相乗的に情報が広がることを期待している。
屋外の設置で懸念される劣化については「当然屋外用の物。また、日光は悪影響を及ぼすが、画面が北側を向いているため、劣化を遅くできると考えている」と話した。
今後は、地域の子どもと協力して映像や画像を作ることなども検討するとしている。
駅前イベントの表示について要望を出した小菅ケ谷連合町内会自治会の田中健次会長は「長年の願いがかないうれしい。これまでは、駅前でイベントをやっていても、何のイベントなのか分かっていない人が多かった。駅前の活性化につながる」と話した。