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京都丹後鉄道で「KTR8500形」報道試乗会 かつて「ひだ」「南紀」で活躍した特急車が天橋立〜西舞鶴を駆け抜ける

鉄道チャンネル

京都丹後鉄道で5日、2024年3月のダイヤ改正から投入される「KTR8500形」のメディア向け試乗会が開催されました。

列車は11時48分に天橋立駅へ入線し、12時16分に同駅を出発。奈具海岸や由良川といった絶景ポイントを通過しながら、45分ほどで西舞鶴駅へ到着しました。

JR東海からの譲渡車両

KTR8500形は、かつて「ひだ」や「南紀」として高山本線や紀勢本線を駆け抜けた元JR東海の特急型気動車「キハ85系」です。新型「HC85系」へ置き換えられるなか、4両が京都丹後鉄道へ譲渡されました。試乗会では「他社で運行した車両を譲り受けるのは今回が初めて」「キハ85系の追加購入の予定はなし」といった情報も明かされています。

運用開始に向けた改造は最小限にとどめられており、放送設備や行先方向幕、車内案内表示器改修などが行われたのみ。形式や所属の表記などは元を白文字でうっすらと残しつつ、上から「KTR8501」「丹ツル」などと表記しています。

「キハ85系」ほぼそのままの姿にとどめた理由については、WILLER TRAINS 飯島徹 代表取締役いわく「鉄道ファンの皆様にも大変人気のある車両なので、内外装については大きな変更を行いませんでした」とのこと。

もちろんエンジンはカミンズのままですし、車内チャイムの変更も行われていません。「丹鉄でキハ85系が走ったら」というifが実現したものと考えて差し支えないでしょう。このキハ85系へのリスペクトは形式名にも表れています。

京都丹後鉄道では2両を部品取り車両として活用し、残る2両をKTR8000形とともに線内特急列車「たんごリレー」で使用するほか、イベント開催時の臨時列車としても使用します。

窓が大きく開放感のある車両で沿線の価値を高める

キハ85系といえば、その眺望の良さで知られた名車。ハイデッカー構造を採用することで座席部分の床面を通路より高くしたうえ、大きな窓で広々とした車窓を楽しめるように作られています。

今回の試乗会で通った「奈具海岸」「由良川」は京都丹後鉄道の観光列車などでも楽しめますが、キハ85系改めKTR8500の車内からなら、一段上の眺望を味わうことができるでしょう。今回はあいにくの雨でしたが、願わくば晴れの日に再訪してのんびり眺めてみたいものです。

京都丹後鉄道沿線は美しい自然や伝統文化などの観光資源に恵まれた場所ですが、KTR8500形はそのポテンシャルをさらに引き出す車両と言えます。飯島徹 代表取締役によりますと、今後「KTR8500形を最大限活用し、鉄道利用者の満足度の向上に努め、観光需要創造や地域活性化を図る」ということです。

記事:一橋正浩

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