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防災と未来技術が結集!「ONE FUKUOKA BLDG.」メディア向け内覧会で見えた新たな都市のシンボル

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防災と未来技術が結集!「ONE FUKUOKA BLDG.」メディア向け内覧会で見えた新たな都市のシンボル

福岡市天神エリアに新たなランドマークが誕生します。地上19階、地下4階建ての「ONE FUKUOKA BLDG.」(通称:ワンビル)は、防災・耐震性能と最先端技術を融合させた未来型複合施設です。2025年4月のグランドオープンを前に、メディア向け内覧会が開催され、内部の最新設備や特長が公開されました。本記事では、特に注目すべきポイントをレポートし、ワンビルが描く新しい都市像を紐解きます。

福岡の新たなランドマークが間もなく登場します!

福岡市天神エリアに新たなシンボル「ONE FUKUOKA BLDG.(通称:ワンビル)」が誕生します。

地上19階、地下4階建てのこの施設は、商業、オフィス、ホテルなど多機能な空間を持つ大型複合ビルです。

2025年4月のグランドオープンに先駆けて、メディア向け内覧会が開催され、内部の最新設備や防災性能が公開されました。

 

同日、竣工式も行われました。

 

本記事では、特に注目のポイントを中心にご紹介します。

 

 

 

建物全体の概要

ワンビルは「創造交差点」をコンセプトに、商業施設やオフィス、カンファレンス、ホテルが一体化した複合施設です。

その中心には福岡の文化と技術を融合させた最新設備が配置され、地域の発展を象徴するランドマークとして期待されています。

 

>>第一弾発表時の記事はこちら

 

 

 

メディア向け内覧会で編集部が見た場所はこちら

今回、初めてこの施設の内部に入ることができました。気になるポイントはたくさんありますが、特にBCP対応策(※)という災害時の観点から、この施設がどのように天神の新しい重要な拠点としての役割を果たしているかが説明されました。

※BCP対応とは、災害やトラブルが発生した場合でも、会社や事業が止まらないようにするために、事前に準備しておく対策のことです。BCPは「Business Continuity Plan」の略で、日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。

 

●6F SKY LOBBY

施設の象徴ともいえる「SKY LOBBY」は、商業フロアとオフィスフロアをつなぐハブとなる空間。

 

 

自然光を取り入れた設計が心地よい空間を演出しています。このスペースは誰でも訪れることのできるフリーゾーンとなるので、ONとOFFがなじむ場所になりそう。カフェでコーヒーを買って仕事をしたり、仕事帰りに待ち合わせをしたりと、様々な使い方ができそうです。

 

 

また、7Fに入居する「CIC Fukuoka」の姉妹団体「Venture Café Fukuoka」が主催するトークイベント「Thursday Gathering」が開催されるそうですので(毎週木曜日)、「創造交差点」はハード面だけでなく、ソフト面でも期待値が高まります。

 

●顔認証による入退館システム

エントランスやオフィスフロアには、株式会社ビットキーの最新プラットフォーム「workhub」を利用した顔認証システムが導入されています。

 

 

同ビルに勤務するワーカーが手ぶらで入館できるのはもちろん、施設内の移動時にICカードを持ち歩く必要もないため、フリーアドレスで仕事や打合せがしやすく、より快適な勤務環境が手に入ります。

 

入館と同時に、どのエレベーターに乗ると良いかも点滅で知らせてくれます。画期的!

 

また、打合せなどで同ビルを訪問するゲストにも、事前に入館用の二次元コードの発行ができるそうです。

セキュリティと利便性を両立した設計が印象的でした。

 

●17F オフィスフロア

オフィスフロア最上階の17Fは、サッカーコートと同じくらいの大きさという壮観さ!

※縦91.2m×横62.4m/基準階面積1400坪の賃室は西日本最大級だそうです。

 

 

東京ではよく見る光景ですが、天神をこの高さから見渡せる日が来るとは!という眺望でした。

 

 

高層ビルでありながら、窓や照明など、働く人々にとって快適な環境が整備されています。

 

●B3F 防災備蓄倉庫

地下3階には、災害時の備えとして一時帰宅困難者の受け入れに約1,110㎡のスペースを想定しているほか、食料や防災用品が備蓄されています。

受け入れ可能人数は555人分。この人数に関しては、福岡市との協議により決定したとのこと。食料はアレルギー対応やハラール認証食材の準備が特徴的で、あらゆるニーズに応えています。

 

 

 

【ポイント】最新技術による防災・耐震性能

令和時代の大規模な建物ということで、これまでの震災などの経験もふんだんに踏襲されています。BCP対応のひとつとして、災害に強いビルを目指しているとのこと。

※BCP対応とは、災害やトラブルが発生した場合でも、会社や事業が止まらないようにするために、事前に準備しておく対策のことです。BCPは「Business Continuity Plan」の略で、日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。

 

●「HiDAX-e」による制震構造

建物全体に最新型制震装置「HiDAX-e」を採用し、地震エネルギーを吸収。建物への揺れを最小限に抑えることで、安全性を確保しています。

 

 

※HiDAX-e…電気を使用せず油圧制御で効率よく振動エネルギーを吸収し、揺れを抑えるオイルダンパー。高層ビルに適し、停電時や中小地震・強風時などの比較的小さく頻度が高い揺れに対しても優れた効果を発揮します。

 

●「workhub」で実現するスマートビル

株式会社ビットキーの「workhub」を活用した施設管理により、スマートビルとしての高い機能性が実現されています。

顔認証による入退館管理は、セキュリティを強化しながらスムーズな移動を可能にし、利用者にストレスのない体験を提供します。

 

 

さらに、会議室やフリーアドレス席の予約をスマートフォンで完結させることで、柔軟なスペース運用が可能となっています。

また、空調や照明の自動最適化を通じた環境モニタリングにも力を入れ、省エネを実現する仕組みが導入されています。

 

●防災備蓄倉庫の特長

防災備蓄倉庫には、555人分の非常食や水、毛布が保管されており、大規模な災害時にも対応できる備えが整っています。

 

 

また、停電時でも72時間稼働可能なバックアップ電源を完備しており、緊急時の電力供給を確保。

さらに、災害時でも使用可能な防災トイレが設置されており、避難者の快適さを考慮した設備が充実しています。

 

これらの設計により、建物は災害時の安全で快適な避難所として機能し、地域全体に安心感をもたらしてくれます。

 

 

 

おわりに

ワンビルは、防災・耐震性能と先進技術を融合させた次世代型複合施設です。福岡の新たなシンボルとして、都市の未来を形作るものになる予感がしました。

 

 

今後もオープン前情報がリリースされましたら、随時ご紹介していきたいと思います。

 

 

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