芸術を生み出す職人たち
人々の心を豊かにする時間には、美しい時計が必要である。だからショパールは、美しい時計を作るために職人を尊ぶのだ。
texttetsuo shinoda
1860年に創業した歴史ある時計ブランド「ショパール」だが、1963年に宝飾業を営むショイフレ家が経営権を取得してからは、時計と宝飾のラグジュアリーメゾンとしてさらなる発展を遂げた。
ショパールは美しい時計も宝飾も、職人の手仕事がなければ生み出すことはできないことを知っている。メゾンの職人たちは研鑽を積み、美意識を表現するために努力を重ねている。そのためショパールでは、時計師はもちろんのこと、ゴールド鋳造やフルリザンヌ彫り、エナメルなど多岐にわたる専門職人たちを「MAINS D’ART(その手で芸術を生み出す職人たち)」と称して敬意を表す。
「 L.U.C クアトロ スピリット 25」は、ショパールの美意識と職人技を感じることができるモデルだ。1本の針は分針で、6時位置にあるのがジャンピングアワー。大きな余白を生かしたダイヤルはグラン・フー・エナメル製で、丁寧な手仕事ならではの柔らかなニュアンスを楽しめる。もちろん、職人技から生まれるムーブメントCal.L.U.C 98.06-Lの美しさも特筆すべきもので、ジュネーブ伝統の時計技法を用いていることを証明するジュネーブ・シールも取得している。
卓越した職人たちの手仕事があるからこそ、心を満たす時間を刻む、素晴らしいショパールの時計が生まれる。多くの職人技によって作られた「L.U.C クアトロ スピリット 25」は、その真髄に触れることができる“総合芸術”である。
2024年新作に見るアルチザンの息吹