多文化共生の体験を語る 共育セミナーで講演
市民活動センターが主催する「共育セミナー」が、9月21日(土)に市民活動拠点ベテルギウスで開催される。
当日は「トラブル続きの多国籍団地が、みんな楽しく暮らす『小さな合衆国』になったよ」をテーマに、県営いちょう下和田団地連合自治会の会長を務める遠藤武男さん(82)を講師に招く。
同団地は1971年に建てられ、現在は約1300世帯が生活している。そのうち約300世帯で、カンボジアやベトナム、ラオス、ペル―など海外にルーツを持つ外国人が暮らしている。
遠藤さんが自治会長に就任した2005年ごろから東南アジアを中心に外国人の入居が増えてきたという。それに伴い、言葉が通じないことでのコミュニケーション不足により、騒音や生活臭など問題が増えていった。
遠藤さんは、根気強く外国人と交流。食事会やイベントを通してコミュニケーションを図り、「さまざまな問題を解決し、多文化共生を実現してきた」と振り返る。
「互いの文化や考え方を尊重することが重要。外国人でも根気よく交流すれば理解しあえることを伝えたい」と遠藤さん。定員は25人(先着順)。午後2時〜4時。応募締め切りは9月18日(水)まで。参加希望者は同センター窓口または電話で申し込みを。
問い合わせは同センター【電話】046・260・2586。