「御影」の地名の由来となった神社で半年間の穢れを祓う 弓弦羽神社で「夏越大祓」開催 神戸市
御影にある『弓弦羽神社』(神戸市東灘区)で、6月30日に夏の恒例行事「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」が執り行われます。誰でも自由に参列できます。
「夏越大祓」とは、1月から6月にかけて心身に蓄積された罪や穢れを祓うために行われる神事のことで、当日は本殿で神様に1年の前半を無事に過ごせたことを感謝する「大祓式」を実施。人形(ひとがた)の紙に名前や年齢を記入し、その人形で身体を撫でて穢れを移し、残り半年間の無病息災を祈願します。神主さんの先導のもと、境内に設置された「茅輪」を潜る儀式は17時より執り行われる予定です。参列者には「厄除茅輪」が授与されます。
弓弦羽神社は、根本熊野三所大神である『伊弉册尊(いざなみのみこと)』『事解之男命(ことさかのおのみこと)』『速玉之男命(はやたまのおのみこと)』を祀る神社で、「厄除開運・家内安全・交通安全守護・諸願成就」や、「勝利」祈願にご利益があるとされています。
「御影」や「六甲山」などの地名は、こちらの神社にまつわる故事が由来になっているなど、神戸・兵庫の神社の中でも有数の歴史を誇ります。毎年5月に執り行われる「五月大祭 地車祭」では、氏子8地区の地車(だんじり)が境内に集い、迫力満点の「地車練回し」が披露され、多くの見物客でにぎわいます。
<記者のひとこと>
今年もあっという間に半年が過ぎようとしています。思い返せば色々なことがあったので、残りの半年間も楽しく過ごせるように、筆者もしっかり「茅輪」をくぐろうと思います!
開催日
2024年6月30日(日)
場所
弓弦羽神社
(神戸市東灘区御影郡家2丁目9-27)
時間
17:00~