カワイイ見た目に騙されるな!トラウマ級に恐いテディベアが暴走する『イマジナリー』ほか“怖カワ”ホラー映画4選
この秋、最恐のテディベアが爆誕
可愛らしいテディベアと友情をはぐくむ少女と家族の周囲で巻き起こる、不可解な現象と想像を絶する恐怖を描き全米を震撼させた話題作『イマジナリー』が、11月8日(金)より全国公開。
本作は、『M3GAN/ミーガン』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』など、ホラー映画を中心に次々と斬新な作品を生み出している、敏腕プロデューサーのジェイソン・ブラム率いる<ブラムハウス・プロダクションズ>と、『ソウ』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどを手掛ける<ライオンズゲート>がタッグを組んだ話題のホラー映画だ。
あの大人気キャラクターも大暴走!? 可愛い見た目に騙されるな!
ホラー映画には悪魔、殺人鬼、怨霊など様々なホラーアイコンが登場し、観客を恐怖のどん底へと突き落とす。しかし、本作『イマジナリー』に登場するテディベアのように、思わず抱きしめたくなるような愛らしい姿で人々に近づき、油断させたところで本性を現して我々を恐怖の淵へと突き落とすことも……。
ということで今回は、そんな可愛らしい外見にも関わらず恐ろしい裏の顔を持つ“怖カワ“なキャラクターたちが登場する作品をご紹介。あなたの部屋のすみっこにも、愛情に飢えたマスコット人形がホコリをかぶって横たわっていませんか――?
油断禁物!新旧“怖カワ”ホラー映画4選
モフかわ生命体、約束を破ると凶暴化!『グレムリン』(1984年)
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を執った同作に登場するのは、モフモフした毛とクリクリお目目が魅力の「モグワイ」という地球外生命体。主人公のビリー(ザック・ギャリガン)は父親からこのモグワイをクリスマスプレゼントにもらうが、その時に3つの約束をする。それは「決して日光に当てないこと」、「決して水をかけないこと」、「決して夜中12時以降にご飯を与えないこと」――。
ビリーはモグワイを「ギズモ」と名付け可愛がるが、父との約束を守れず水滴をかけてしまう。すると、モグワイから新たな生物が誕生。ギズモの体から新たに産まれたのは、本来のキュートな見た目はどこへやら、ゴツゴツとした皮膚に引きつった巨大な目を持つ小型モンスター、グレムリンだった!
凶暴な性格のグレムリンは街に飛び出して大暴れ。さらに次々と増殖し、街は大混乱に陥っていく……。
「こんなプーさんは嫌だ」決定版!『プー あくまのくまさん』(2023年)
イギリスの作家A・A・ミルンによる児童小説「クマのプーさん」から誕生したプーは、誰もが知るはちみつ好きのクマとして親しまれているキャラクター。愛らしい見た目とマイペースな性格で、世界中から愛されている癒し系のクマだが、この作品に登場するプーはひと味違う。
100エーカーの森でプーたちと過ごしたクリストファー・ロビン(ニコライ・レオン)が大人になり、婚約者を紹介しようと森へ戻ってくる。だがそこで待っていたのは、血と肉への渇望に駆られ、野生のシリアルキラーと化したプーの姿だった……! かつては癒しの存在だったプーたちが、いまや人間に容赦なく襲い掛かり、繰り広げられる殺戮によって森を恐怖の渦に巻き起きこんでいく。
原作の児童小説の著作権が切れパブリックドメインとなったために実現した作品で、今年は続編となる『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』も公開され、さらなる恐怖を呼び起こしている。
AI人形の度を超えた〈愛〉が惨劇を呼ぶ!『M3GAN/ミーガン』(2023年)
人形ホラーの名作『死霊館』シリーズを手掛けるジェームズ・ワンが、ブラムハウス・プロダクションズと共に製作した本作に登場するのは、お友達AI人形のミーガン。子どもにとって最高の友達に、そして親にとっては最大の協力者となるべく最新鋭のテクノロジーが搭載されたミーガンは、長いブロンドの髪と青い瞳を持つ美少女で、素敵なドレスも着こなすおしゃれな外見の、まさに完璧な存在だ。
そんなミーガンの開発を行い、おもちゃ会社の研究者であるジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、ある日、交通事故で両親を亡くして孤児となった姪のケイディ(ヴァイオレット・マックグロウ)を引き取ることに。ジェマはミーガンに対して、あらゆる出来事からケイディを守り、親友になるように指示をすると、ケイディはすっかりミーガンに懐き元気を取り戻していく。しかし指示を過剰に解釈したミーガンは、ケイディを守るため次第に暴走していき、やがて想像を絶する事態を招くことに――。
愛らしいテディベアが悪夢に引き摺り込む!『イマジナリー』
2024年11月8日(金)より全国公開
ブラムハウス・プロダクションズと、『ソウ』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどを手掛けるライオンズゲートのタッグが実現! そんな本作で私たちを恐怖に陥れるのは、愛らしいテディベアの「チョンシー」だ。
チョンシーはつぶらな瞳に茶色い毛並みの素朴なクマで、おしりの紐を引っ張ると「チョンシーのテーマソング」が流れてくる昔ながらのぬいぐるみ。絵本作家のジェシカ(ディワンダ・ワイズ)が環境を変えるため、家族とともに引っ越してきた家の地下室にチョンシーはいた。
末っ子のアリス(パイパー・ブラウン)はチョンシーを見つけると、すぐに彼女にとっての“空想の友達”となり、片時も離れない大切な存在に。しかし、チョンシーとの無邪気な遊びがエスカレートするほど、それは邪悪なものへと変貌していくのだった。
「このテディベアは普通じゃない」
そう家族が気づいたとき、愛くるしいテディベアに秘められた恐ろしい真実に直面していく――。