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集めたキャップで制作 モザイクアート展示 へっぽこラジオ体操 名張

伊賀タウン情報YOU

モザイクアートを紹介する(左から)中さん、山下さん、岩本さん=名張市鴻之台1で

市役所で27日まで

 三重県名張市の朝日公園を拠点に活動する若者グループ「へっぽこラジオ体操」が9月2日、8月下旬に実施した「24時間ラジオ体操」で参加者と完成させたモザイクアートを市役所(鴻之台1)でお披露目した。9月27日まで展示する。

 同グループは、高校の野球部でチームメートだった同市の消防士、山下哲平さん(24)と中基紀さん(25)、会社員の岩本和磨さん(24)が2022年に立ち上げた。同公園で毎朝午前7時20分からラジオ体操を続けており、地域のイベントにも出演している。

 完成したモザイクアートは、縦がいずれも1・8メートル、横が1・2メートルと2・4メートルの2枚で、キャップは計約7500個を使用。大きい方はポーズを決める3人の姿、小さい方は市のブランドロゴ「なんとかなるなる。なばりです。」を表現した。

 3人は市役所など市内外計5か所にキャップの回収ボックスを設置し、7月27日付YOU紙面(872号)やSNSでペットボトルキャップの提供を広く呼び掛けた。毎朝のラジオ体操で持ち込まれた分も含め、約1か月間に約6万5700個が集まったという。

 24時間ラジオ体操では、1時間に1回のペースで体操を続けながら、集まった子どもや大人計約70人とアートを制作。集まったキャップの中からイメージ通りの色を厳選して板に貼り付け、仕上げた。

 この日、アートを披露したリーダーの山下さんは「子どもたちと一緒に作っている時間が楽しかった」と話した。

 残ったキャップは、海外の子どもたちのワクチン購入費のために近く寄付するという。約80人分のワクチンになる計算だという。

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