妊婦健診で緊急入院に…職場では甘えることの大切さを痛感
2人姉妹を育てるママライターの愛華です。私が長女を妊娠したのは31才の時。妊娠8ヶ月頃の妊婦健診で切迫早産の診断がくだり、即日緊急入院となった経験をご紹介します。妊娠中はフルタイムでバリバリ仕事をしていたので、「今思えば無理は禁物だったな」と思う部分がありました。
子宮頸管長が短く、妊婦健診日に即日緊急入院
第一子の妊娠中、子宮頸管長が短くなり切迫早産で入院となりました。「今回のエコー写真も楽しみだな~」「赤ちゃん元気かな~」などと、呑気に考えながら行った妊婦健診。
内診で頸管長の短さを指摘され「このまま入院してもらうからね」と言われて何が何だかわからないまま一気に重病人扱いに…。ほんの数分前まで普通に病院まで歩いてきたのが嘘のような急展開に、ただただ驚きました。
おなかの張りが強いなどの症状もなく、結局これといって原因は不明のままですが、フルタイムで仕事を続けていた無理が祟ったのかもしれないと感じました。
妊娠5ヶ月目あたりから頸管長の短さは薄っすらと指摘されていたので、もっとできる限りのことをしていれば入院にまではならなかったのではないかと後悔したのです。
会社の妊婦向け制度を上手に活用すればよかったと反省
今思うと、妊婦に対して社内で特例的に用意されている制度をもっと上手く活用すればよかった反省しました。
例えば、私が勤めていた会社には制服があり、服装規定上はヒールの靴がマストでしたが、妊婦は例外で、ペタンコの靴を履いていいことになっていたのです。
けれど私は、最後までヒールの靴で勤務し続けました。先輩からは「靴替えた方がいいんじゃない?」と言っていただいていたにも関わらず…。「ほんの数ヶ月の為に買い替えるのももったいない」と思った部分があるのも事実です。「体調も優れないわけじゃないし大丈夫」などと、どこか自分は大丈夫だと根拠もなく思い込んでしまっていました。
自分では元気だと思っていても、目に見えない部分で体の負担は溜まっていたのかもしれません。予防的な考え方で、使える制度はしっかり使っていた方がよかったのだなと思いました。
甘え下手のせいで自分自身を苦しめたマタニティライフ
私の職場にはマタニティ用の制服もあり、制服を切り替えると一気にまわりの見る目が変わったように感じました。社員の中には「エレベーター使いなよ」と親切に言ってくれる方もいて、妊婦に優しい空気があったように思います。
しかしながら、経費節減に厳しい時期で、フロアの移動にエレベーターを使うのは気が引けて、結局最後まで階段を使っていました。
初めての妊娠で、まわりからの厚意を上手に受けきれず、「自分だけ特別扱いなのは心苦しい」と遠慮していた自分がいました。もともと甘え下手なのも影響しているのでしょう。「マタニティの時期は特に、まわりにもっと甘えさせてもらえばよかった」「大丈夫だと思っていても用心に越したことはないな」と今は感じています。
後日、妊娠38週で体重2926g、身長48.2cmの赤ちゃんを無事出産しました。最終的には早産となることもなく、大きなトラブルもなく出産できたのは家族やお医者さんたちの力添えのおかげだと感謝しています。これまで健康にだけは自信のあった私でしたが、入院中の大変さや、病気になることで初めて知ったことも多く、自分の人生にとって勉強になる時間となったと思っています。けれど、できることなら次は妊娠トラブルなく出産までいきたいと切に願います。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。