【視聴率】1強1中3弱‥今韓国で最も話題の新作ドラマ5作 肝心な滑り出しとは
韓国のドラマ界では、11月の新作ドラマが続々とスタートを切り、徐々にドラマファンの反応が見え始めた。
最も遅く放送を開始したものでも、作品の成績に大きく影響すると言われる”つかみ”にあたる第2話まではお目見えされている状況。
特に話題を集めている5作をピックアップして視聴率を比較したところ、一言で表すなら1強1中3弱だ。
今期は今のところ接戦を繰り広げるというよりは、最初から大きな開きを見せている。
いずれも日本で配信中の作品ばかり。韓ドラファンなら気になる第2話までの視聴率で、各ドラマの滑り出しを紹介する。
(図)Danmee 日本ファンが選んだ7月~9月公開 No.1韓国ドラマは・・ジェジュン主演「悪い記憶の消しゴム」
酔いしれるロマンス (ENA/2024)
『酔いしれるロマンス』は、全12話中、現在第6話まで放送が終了しているオフィスロマンチックコメディー。第2話までの最高視聴率は2.0%で、残念ながら“弱”に分類するのが適当だ。第4話で2.1%を獲得し自己最高記録を更新したものの、今のところ大きな変化はない。
同ジャンルの作品で2022年の大ヒット作『社内お見合い』の演出を務めた監督と、ヒロインを演じたキム・セジョンが、再タッグを組んだドラマのわりには意外過ぎるスタートとなった。数字をあまり持っていないENAで編成されたのが影響したのではないかとみられている。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月22日):U-NEXT
FACE ME (KBS/2024)
『FACE ME』は全12話中、現在第6話まで放送が終わり、折り返し地点を迎えているメディカルドラマ。視聴率3.3%でスタートし比較的良い滑り出しを見せていたが、以降2~3%台を行き来しながら、初回放送の数字を更新できずにいる。不調とは言い切れないものの、どちらかといえば”弱”に当てはまるだろう。
イ・ミンギ扮する患者に冷たい美容外科医と、ハン・ジヒョン扮する熱血刑事の共助、そしてある出来事によって繋がっている2人の複雑な関係性がどのような展開を見せるのか、今後さらなる盛り上がりが期待されるだけに、最後まで結果が予測できない作品だ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月22日):Lemino
熱血司祭2 (SBS/2024)
『熱血司祭2』は、2019年にヒットを記録した『熱血司祭』のシリーズ第2弾で、今アジア各国を熱狂させている話題作だ。もちろん本国でも多くのドラマファンから愛され、第1話から11.9%という驚異的な数字を叩き出した。今年のSBS作品のなかで、初回放送視聴率ナンバー1を誇る。
全12話中、現在第4話まで放送が終了しており、まだ11.9%超えはできていないものの各放送回2桁台を守り、抜群の安定感は圧倒的な“強”。主演キム・ナムギルの活躍を取り上げるメディアやドラマファンから絶賛の声が上がるなど、今後も快進撃が続きそうだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月22日):Disney+
結婚してYOU (Channel A/2024)
『結婚してYOU』は、今年の話題作『私の夫と結婚して』(tvN/2024)でクズ夫役を好演して一躍知名度を獲得したイ・イギョン主演のロマンチックコメディー。全10話中、現在第2話まで放送が終了しており、最高視聴率は初回放送の0.7%だ。
数字を持っていない放送局と言われているため、他局と比較すると決して良い成績とは言えず、残念ながら本記事で取り上げたドラマのなかでは最下位。現段階では、“弱”に分類するしかない成績だ。しかし本作が編成されている土・日ドラマで、Channel Aの過去作の最高視聴率が1%台だったのを鑑みると、どうやら同局の作品としては好調のようだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月22日):U-NEXT
仮釈放審査官イ・ハンシン (tvN/2024)
『仮釈放審査官イ・ハンシン』は、どこまで跳ねるか分からない可能性を秘めた犯罪復讐劇。いきなり視聴率4.6%で幸先の良いスタートを切り、翌回には一気に5.4%まで上昇した“中”に相当する作品だ。
不正に仮釈放を狙う悪徳受刑者に対し、仮釈放審査官が奇想天外な方法で防御するストーリーと、主演コ・スの真剣さとコミカルさを行き来する演技が好評を得ている。残すところあと10話。本記事で紹介した作品のなかでは、前出の『熱血司祭2』を脅かすことになるかもしれない人気作と言えるだろう。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年11月22日):U-NEXT
(ライター/西谷瀬里)