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モヤモヤすること、どう向き合う?

TBSラジオ

「私たちの未来は、私たちで作る!」
「サステバ」は、あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、
もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組です。

今回はリスナーのみなさんからいただいたメッセージをご紹介

すっかりスポーツの秋らしい陽気になってきましたね。
さえちゃん、東京 2025 世界陸上お疲れさまでした。
さえちゃんが熱くなると、テレビの前の私もつい力が入りました。
以前、「一歩を踏み出すために、初めてのボランティアに応募した」とハガキを読んでいただきましたが、実際に、活動させてもらいました!
活動をした場所は国立競技場ではありませんでしたが、世界陸上に関われて本当に幸せでした。
お仕事はもちろんですが、私も「一緒に盛り上げていきましょう」の気持ちで参加し、達成感を味わえました。
世界のアスリートのみなさん、運営に携わった方々、そして連日応援された観客のみなさま、本当にお疲れさまでした。

小泉:有言実行で、すごい!さえちゃんもお疲れさまでした。

上村:ありがとうございます。

大石:素敵でしたよ。

上村:自分からやりたいと言ったわけではなく、会社から、あとアナウンス部の先輩から1年以上前にオファーがあって受けた仕事だったんです。やっと心が解放された気がしました。1年ちょっと、ずっとプレッシャーを感じていたんだなと思って。

小泉:練習とか訓練みたいなことも?

上村:はい、先輩に教えてもらったりしました。正直言うと、最初の数ヶ月は怖くて手をつけられなくて。多分、初めての挑戦だったので、自分のできなさを知ることが怖くて。

小泉:うん。

上村:頭の片隅にはあるんですけど、取り掛かるのが怖くて。

大石:具体的に、どんなところが怖くなっちゃうんですか?

上村:今まで、実況でいうような瞬発力が必要なものだったり、描写するっていうのをやったことがなかったので。その自分の力のなさに直面するのが怖かったのがあります。

小泉:やっぱり、独特なセンスとか、そういうものが必要ですもんね。ニュースのように起こったことを後から伝えるのではなくて、その時に起きたことをその場で実況しなきゃいけないって相当難しいことだもんね。

上村:今回チャレンジしたのが女子100Mハードルの予選の実況だったんですけど、スプリント競技なので13秒で決着がついちゃうんですよ。そこで何人か選手に触れつつ、日本の選手が準決勝に進むかも大事だし、先頭を誰が走っているかも大事だし。両方に目線を置きながら描写するのが結構難しくて。

大石:そうだよね。

上村:まずは YouTubeなどで小中学生のレースを見て目を慣らしていきました。

大石:実況の音声があるんですよね。

小泉:さえちゃん、思い切って聴いてみよ!

実際の上村アナウンサーの実況音声をスタジオで聴きました

小泉:上手!これさ、選手の方の名前とかも言いにくい人もいたりするじゃないですか。言ったことがないようなお名前があったりすると大変だよね。

上村:どういう展開になるかわからないので、いろいろなパターンを練習しました。

小泉:誰が勝ち抜いて決勝とかに出るのか分からないもんね。

上村:予選で言うと、日本の選手が3人出ていたのでその方達が準決勝に進むかどうか、というのは一番描写しないといけないポイント。でも、1着の選手も見てないといけない。誰がそこにハマるかはわからないので…

小泉:絶対できない…すごいね。

上村:一発勝負は怖かったですね。

大石:原稿もないんですもんね。

上村:ないです。

小泉:よく本当に、立派に努めました。

上村:どうですか、女性の声でスプリント競技。ちょっと声が上ずっちゃったなって自分でも反省しているんですけど。聞き慣れないじゃないですか。

小泉:でも、女子の種目で女子の声っていいけどね。

大石:そう思った。

小泉:増えていくんじゃないかな、って思いませんでした?

大石:思いました。今回、(女性アナウンサーの実況が)28年ぶりらしいですよ。

小泉:解説の方も女性だったから、とっても良かったです。

上村:ありがとうございます。私も、高校生の時に100Mハードルをやっていたので、今回できてとても嬉しかったです。

大石:放送史に残る瞬間ですよね。

小泉:本当ですよ。すごい!

上村:そして今回の世界陸上、競技場の内外で大会運営を支えたのはおよそ 3,400 人のボランティアでした。

小泉:そんなに!

上村:大会ボランティアの募集は、去年の 11 月におこなわれて 8,200 人以上からの応募があったとのことです。

大石:すごくないですか!

小泉:そんなにたくさんの方の力で世界陸上が行われていたと思うと、胸が熱くなりますね。

大石:テレビで観ていた人も、意外と知らないんじゃないかな。

上村:一緒に大会を作ることができてよかったです。世界陸上は2年に一回あるので、みなさんこれからも陸上競技を応援してください!

小泉:そうですね。

上村:では、続いてのメッセージです。

大手のハンバーガーチェーンの、「子ども向けセットのおまけカードの転売目的の買い占め」が起こったことで「食の大量廃棄」が問題化しましたよね。
     そのことで企業が問題提起し、解決策を図ろうとしている姿勢には少しホッとしたところです。
…が、エンタメの世界では、握手券や LIVE チケット目的で購入された CD が大量廃棄されていることは、黙認されているようにも思えます。
「人気のライブは、たくさん買わないと当たらないよ」と子どもも諦め気味です。
食と CD は違うのでしょうか?モヤモヤします。みなさんは、どう考えますか?

小泉:ハンバーガーとかを買って、重要な食べ物の方が捨てられているっていうニュースを見てモヤモヤしていたし、CDとかも確かにそうで。買った側からCDショップのあたりに捨てていく人も結構いるんです。あとは、山の中に捨てちゃう人とかもニュースで見たことがあって。

大石:えー。

小泉:これは、その世界にいる私としては、この商法はいかがかなってずっと思っていますけど。自分とは違うところだから触れなかった感覚はあったりします。自分はそういう商法を使ったことはないけど、若い人たちの中ではそれが主流になっちゃってるのかなって思いながら見ないふりをしていた感じはちょっとあって、反省しています。

大石:アーティストといえば、キョンさんも還暦のツアーを発表されましたけど、そこでも転売対策に明確なメッセージを出していましたね。

小泉:はい。きちんと、強い文言を。私は4年間ホールツアーを続けているんですけど、転売目的でチケットを買ったり、売ったりする人に対策じゃないですけど…こちらでリセールの場を設けるとか。買ったけど、いけなくなっちゃった人がここのサイトに来てリセールできて、欲しい人はそのサイトで買えるって言うことはずっと入れています。

大石:うん。

小泉:あと、転売目的で買われたものは番号とかでわかるようにすることもありますよ、って言う文言も入れたりして。そうでなくても、チケットって高くなっていて、でも私たちもギリギリでやっていて。高くて申し訳ないなって思っている上に、何倍もする値段で買ってきちゃったらすごく切なくなっちゃう。みんなの生活も大変だろうに。できるだけ、どうにか、っていうのはあるんですけどね。

大石
これはモヤモヤしますよね。

小泉:CDをたくさん買って、何かの券が入っているからそれを集める気持ちもわかるけど、音楽をやっている身とすれば、音楽自体にリスペクトがないというか。

上村:そうですね。

小泉:これは、売る側の問題が大きいかなと思います。

上村:かけたお金に応じて愛をはかっているように感じてしまって。ファンの方の中にも「自分は何枚買った」とか。

小泉:私が好きなアーティストとかは、チケットが取れた場合にもう一度、VIPチケットにしますか?っていうお知らせが来るんです。プラスいくらかでリハーサルから見られて、ちょっとプレゼントがもらえるみたいな。そういうのだったら、本当に見たい人がプラスして買える。そういうのはいいな、って思います。

大石:サービスとして付いているものだからね。

小泉:今回、私もどこかでやってみようかなと思っています。ただ、物をたくさん買わなくちゃいけないのは地球環境的にも良くないじゃないですか。もったいない。私も、好きなアーティストが3形態とかで色違いとかのジャケットがあったりするんですけど。私は3形態買うんですけど、(私の仲のいいファンが)3人組なんですよ。なので、みんなで集まった時に「何色がいい?」って言って分ける。

大石:なるほど。

小泉:私が買うこともあるし、友達が買うこともある。ちゃんと1人1枚になっています。

大石:グループで買うのも1つのアイデアですよね。

小泉:でも、きっとおまけがもらえる、チケットが買える、ってなると1人で買いたくなっちゃうでしょ。だからやっぱり売る側の意識が変わるべきだなって思う。チケットが当たらないなら、ライブの回数を増やそう?って思います。

大石:なるほど。


番組後半も、リスナーのみなさんからいただいたモヤモヤを紹介しました。

私は去年の 11 月に、電動自転車による「ひき逃げ事故」に遭いました。
55 歳、生まれて初めての交通事故です。
バイクも車も自転車も乗りません。歩行者として散歩が大好きでした。
T 字路の交差点で、横断歩道が青になったので歩きはじめたら、坂の上から猛スピードで走行してきた電動自転車と接触しました。
手から血が出て、頸椎の神経も損傷しました。今は通院中です。
警察にひき逃げ事件として捜査を依頼して4月にやっと犯人が特定されました。
でも、ひき逃げ事故から今までずっと苦しかったです。
私は、接触した際、加害者女性が、「大丈夫?」って来てくれると思いました。
しかし、女性は走り去っていきました。
あれ以来、人間不信、ひき逃げの恐怖、加害者が見つかるかどうかの不安で夜も眠れませんでした。
体の痛みは今もひどく苦しんでいます。
「病は気から」と言いますが、交通事故、それも「ひき逃げ」ですから今も辛い思いです。
時間の経過とともに心も癒えてくれるのでしょうか?
犯人の女性はチャイルドシートを前後につけていました。
お子さんがいるのだと思います。でも、いまだに謝罪など一切ありません。
ごめんなさい。
この一言があれば、私の体と心の傷も癒えるのかもしれませんね。
ごめんなさいを言える世の中であってほしいと強く感じます。

小泉:こういう自転車や電動キックボードが増えているけど、交通ルールを守っていない場面はすごく見かけます。

大石:僕も見ます。

小泉:SNSとかでも、彼女と同じような感じで自転車が信号無視で走って横断歩道を渡ろうとしていた子どもに接触して、なにも言わないで走り去って近くを歩いていた方がその人を呼び止めるけどパッと行っちゃって…っていうのも見かけたからすごく増えていると思う。とにかく、これって信号無視だからね。歩行者でいる時に、車と同じところを走っていた自転車が、信号が赤になったら車は止まるのにそのまままっすぐ来て歩行者に接触しそうになる。

大石:ある。

小泉:自分が自転車に乗る時も気をつけようと思うけど、これはもう少し厳しくしてほしい。謝らないで走り去ったって言うのは、すごく辛かったね。

大石:大変でしたね。

上村:実際、電動アシスト自転車の事故は年々増加していて、10 年連続で記録を更新しています。2023 年の数字で5,712 件の事故が報告されています。自転車全体の事故は減っているのですが、電動自転車の事故は増えているんです。
そして、道路で気になる存在といえば「電動キックボード」でしょうか。ヨーロッパでは、規制が強化されつつありますが、日本では 2023 年に規制が緩和され、16 歳以上なら免許なしで利用可能になりました。
2024 年の「電動キックボード」による交通違反の検挙数は、4 万件以上です。

大石:えー!

小泉:お巡りさんも大変ですね。私、キックボードは怖くて乗ったことがないんですけど…どうなんですか?

上村:私もないです。

大石:僕もないんですよ。自分が迷惑かけちゃいそうで、怖くて乗れない。

小泉:電動アシスト付き自転車は持っているんです。近所に行く時に使っていて。1回、渋谷から新宿まで稽古場に行ってみようと思って何回か行ったんですけど。帰りに、車道から歩道に移ろうとした時に段差に乗り切れなくて横滑りして、舞台の本番数日前にあざだらけになっちゃったんです。

大石:わー。

小泉:それで、辞めようと思って。だから、遠出はしないで行き慣れた場所にしか乗らないことに決めたんです。
でも、どうしたら心が癒えるでしょうか。

上村:ちゃんと謝ってほしいですね。

小泉:だって、自分だって危険なんだよ。自分だって怪我をする可能性があるからね。心を改めてくれているといいな。しかも、5~6ヶ月経って特定されたわけでしょ?加害者の方も警察に呼ばれていたりするわけですよね。みなさん、気をつけましょうね。

(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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