【リアル給与明細】36歳、サービス業。給料が不満。副業で月5万円稼げますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【36歳 コンサルタント】
【リアル給与明細】36歳、コンサルタントの場合
プロフィール
36歳、男性
サービス業のコンサルタント職
▼現状
仕事内容は、主に個人事業主を対象にした、事業の改善提案や拡大戦略の立案。
労働時間は月135時間、残業は月35時間程度。
ボーナスは160万円程度。
【相談内容】顧客にもたらしている利益を考えると給料が少ないと感じています。もっと貯蓄を増やしたいのですが、副業などで月5万円ほど稼ぐにはどうすればいいですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、今のお給料は成果を考えると少ないと感じているとのこと。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約661万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の経営専門職の平均年収は約976万円です。
*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215884&stat_infid=000040163745&cycle_facet=tclass1&tclass4val=0
このことから、質問者さんのお給料は平均よりも低い水準と言えそうです。
副業で目標額を稼ぐための具体的な道筋は?
質問者さんは、貯蓄を増やすために副業で稼ぐ方法についてお知りになりたいのですね。
ここでは、副業で月5万円を目指すための具体的なステップをご紹介します。
①収入を効率的に得られる副業を選ぶ
コンサル職で培ったスキルを活かせる副業には、次のようなものがあります。
・ オンラインコンサルティング:企業や個人事業主向けに、ビジネス戦略のアドバイスを提供
・ ライティングや記事作成:マーケティングやビジネスに関する知識を活かした記事を作成
・ ビジネス講座やセミナーの開催:動画講座やオンラインセミナーでスキルを共有
いくつかの副業を試してみて、続けられそうなものや手応えを感じられるものを見つけましょう。
②時間管理で目標時給を設定する
副業に使える時間を管理して目標金額に基づいた時給を設定することで、達成のための道筋が見えてきます。
たとえば、副業収入「月5万円」を目指し、副業に「1日1時間(月30時間)」をあてられる場合、時給目標は次のとおりです。
・5万円 ÷ 30時間 = 時給1,666円
もしライティングを副業に選んだ場合、1記事に2時間かかるとすると、目指すべきは「1件で3,332円以上」の案件です。
この金額を意識して除々に副業単価を上げることで、目標金額に到達できますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・副業で目標金額を稼ぐためには「目標金額÷副業に使える時間」で時給を計算し、副業単価を上げていきましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。