話題沸騰『見える子ちゃん』ほか6月公開の〈Jホラー〉を要チェック!ジメる梅雨を“背筋ゾワッ”で吹きとばす
話題作『見える子ちゃん』ほか6月はJホラーがアツい!
6月6日(金)より全国公開中の映画『見える子ちゃん』が大きな話題を呼んでいる。大人気ホラーコメディ漫画の実写化作品であり、『忍びの国』などで知られる鬼才・中村義洋監督が脚本も手がけた意欲作だ。
そんな本作にはメジャー映画初単独主演にして主人公みこを演じる原菜乃華をはじめ、久間田琳加、なえなの、山下幸輝、京本大我ら人気俳優陣が集結。ある日突然「霊が見えるようになった」女子高校生が、周囲を巻き込みつつユーモアと恐怖あふれる物語が展開される。
ある日突然、霊が“見える”ようになった高校生・みこ。ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残り術は、まさかの「見えていないフリ」。親友のハナに霊が憑いても、同級生のユリアに見えることがバレそうになっても、ただひたすらに全力スルー。
しかし、産休に入る担任の代理として遠野先生が赴任してくる。何やら異様な霊が憑いている遠野の影響か、ハナの様子に異変が生じついには倒れてしまう。ハナを助けるため、みこはユリアや昭生と共に遠野の謎を追ううちに、驚くべき事実を知ることに。
果たして、親友を救い、文化祭を無事に迎えることはできるのか──。“見えていないフリ”を貫いてきたみこが、ついに「無視できない」恐怖に立ち向かう!
「霊が見えても全力で無視」という斬新な設定を軸に、ゾワッとするのに青春の爽やかさも感じる“体感型ホラーエンターテインメント”と言うべき本作を筆頭に、今年の6月は注目のJホラー作品が目白押し。
すさまじい湿度と真夏日のダブルパンチでバテ気味の方も多いであろう今夏、ぜひ涼しい映画館でゾワッと爽快(?)なホラー映画でジメジメ気分を吹き飛ばそう。
『ドールハウス』
6月13日(金)より公開中
本作は言わずとしれたトップ俳優・長澤まさみが脚本の面白さに出演を熱望したという、110分間ノンストップの“ドールミステリー”。原案・脚本・監督は、『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』などの大ヒット娯楽作を送り出してきた矢口史靖監督が務めた。
5歳の娘・芽衣を亡くした鈴木佳恵(長澤まさみ)と夫の忠彦(瀬戸康史)。
哀しみに暮れる佳恵は、骨董市で見つけた、芽衣によく似た愛らしい人形をかわいがり、元気を取り戻してゆく。
だが佳恵と忠彦の間に新たな娘・真衣が生まれると、2人は人形に心を向けなくなる。
やがて、5歳に成長した真衣が人形と遊ぶようになると、一家に変な出来事が次々と起きはじめる。
佳恵たちは人形を手放そうとするが、捨てても捨てても、なぜかその人形は戻ってくる……。人形に隠された秘密とは? そして解き明かされる衝撃の真実とは――!?
『きさらぎ駅 Re:』
6月13日(金)より全国公開中
2022年6月に公開されネットや口コミで大流行しスマッシュヒットを記録、社会現象を巻き起こした映画『きさらぎ駅』。そのキャスト・スタッフが再集結した新作続編が『きさらぎ駅 Re:』だ。
主演は、前作できさらぎ駅から帰還した宮崎明日香を演じた本田望結。同じく前作で堤春奈役を演じた恒松祐里のほか、佐藤江梨子、芹澤興人、瀧七海、寺坂頼我らも続投し、新たな顔ぶれとして奥菜恵ほか大川泰雅ら豪華キャストが新たに参戦した。
3年前、異世界「きさらぎ駅」から奇跡の生還を果たした宮崎明日香(本田望結)。しかし、彼女の外見は20年前のまま――その異質な存在は、世間の冷たい視線と疑念に晒されることとなった。
孤独と絶望に沈む明日香の前に現れたのは、ドキュメンタリーディレクターとして名を馳せる角中瞳(奥菜恵)。この運命的な出会いが、明日香の心に新たな決意を芽生えさせる。かつて命を懸けて救ってくれた堤春奈(恒松祐里)、そして異世界に取り残された者たち――彼らを助けるため、明日香は再び「きさらぎ駅」へと足を踏み入れる。
果たして、彼女を待ち受けるのは救済か、それともさらなる絶望か。前作を凌駕する衝撃の展開に、あなたは息を呑む――!
『2025年7月5日午前4時18分』
6月27日(金)より全国公開
「2025年7月5日に隕石の衝突や大地震など、破滅的な災害が起こる」――そんな不穏な予兆が、いまネットを中心に拡散し続けている。そうしたネットミームの数々をモチーフにした映画が『2025年7月5日午前4時18分』だ。
主演を務めるのは、AKB48の主要メンバーとして活躍し、ドラマ・映画・モデルなど幅広い分野で才能を発揮している小栗有以と、ベストセラー作家としての地位を確立し俳優としても活躍する船ヶ山哲。共演には女優としてのみならずSNSやグラビアでも活躍中の大熊杏優、そして人気動画クリエイターから俳優へと活動の幅を広げている大関れいからが名を連ねる。
映像制作会社に勤める原ハルカの周囲で、目に見えない異変が静かに広がり始めた。同僚の穂花が熱心に追うネットミーム――2025年7月5日、午前4時18分何かが“起きる”という噂。偶然か、必然か。その日はハルカの誕生日と重なっていた。
そんなある日の深夜、玄関がドアノブを狂ったように回し続けられる音を聴く。恐怖を覚え動けずにいるハルカ。その後もたびたび深夜の不気味な訪問者に悩まされ、疲弊してゆくハルカは仕事の合間にTikTokで見つけた一本の動画。そこに映っていたのはハルカの部屋。そして…布団に中に潜り込む“誰か”の姿が映し出されていた。
時間は静かに――確実に――あの刻限へと近づいていく。7月5日、午前4時18分。その瞬間、ハルカ、そして世界に訪れることとは一体?
『〇〇式』
6月27日(金)より先行上映、7月4日(金)より全国順次公開
映画レーベル<NOTHING NEW>手掛けるが新作中編ホラー映画。監督は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の監督として知られ、TXQ FICTION『イシナガキクエを探しています』の演出などを手がける近藤亮太。共同脚本にはホラー作家くるむあくむが映画制作に初挑戦した。
<〇〇式>とは、どこかに存在する、とある“式”の話。鑑賞をしながら“式”の正体を探り、式とは何か? を考える40分の“参列型”映画。6月27日(金)より下北沢のシモキタ – エキマエ – シネマ「K2」にて先行上映後、7月4日(金)より東京菊川 Stranger、京都 出町座、名古屋 シネマスコーレ、栃木 小山シネマロブレなど全国の劇場にて順次公開となる。
“式”とは。
何者かがいつの間にか始めたもの。
一度始まると、止めることはできないもの。
意味が生まれる前に、すぐそこに在るもの。「〇〇式」は、どこかに存在する、とある“式”の話。
それは祝福か、別れの儀式か――。
その答えはどこにあるのか。