結露の季節がきてしまった……。結露やカビに負けない冬の「押入れ」収納術
大容量が魅力的な押入れ。布団や衣類、季節家電までしっかり収納できる心強い味方ですよね。ですが、寒くなると「押入れの結露問題」が気になりませんか?今回は、結露やカビを対策しながら、快適に押入れを使う収納方法をご紹介します。
【押入れ収納術】まずは不要品の撤去から
押入れの結露を放っておくと、湿気でカビが発生しやすくなります。
そのために大切なのが「風通し」です。
まずは物理的にモノを減らすことから始めてみましょう。
押入れに以下のようなモノは入っていませんか?
・サイズアウトした子ども服
・何年も使っていない来客用布団
・捨て方がわからず放置している壊れた家電
・使わなくなったベビー用品
・前の学年の教科書や教材
・しばらく触っていない趣味アイテム
・期限切れの非常食
押入れは、大容量ゆえに何でもかんでも入れてしまいがちです。
いつの間にか死蔵品置き場になっているかも……。
使わないモノはゴミとして処分したり、リサイクルショップに持っていったりして手放しましょう。
不要品を徹底的に排除すれば、自然と空気の通り道ができるようになり、湿気が溜まりにくくなりますよ。
【押入れ収納術】すのこと扇風機で湿気を排除
押入れの布団は、どのように保管していますか?
直接置いたり隙間なく収納したりするのは、湿気がたまりやすいのでNGですよ。
すのこや台などを使って、隙間を空けて収納するのがベストです。
湿気が抜けやすくなり、結露やカビが起きにくくなります。
おすすめは、布団をキャスター付きの台に載せて収納する方法です。
重い布団も楽にしまえて、掃除もしやすくなりますよ。
たまに布団を載せた台を引き出して、扇風機やサーキュレーター、除湿機をかけて湿気を追い出すとさらに効果的です。
【押入れ収納術】奥行きはあえて開けるのが吉
押入れに衣装ケースを入れてクローゼット代わりにしている方も多いのではないでしょうか?
奥行きがあってたくさんの衣類を収納できる押入れですが、みっちり収納ケースを並べてしまうと、空気の通り道がなくなってしまいます。
おすすめは、あえて奥行きの浅い「クローゼット用」の衣装ケースを使うことです。
奥行きまできっちり入る「押入れ用」衣装ケースより収納力は劣りますが、その分空気の通り道を確保できるので、湿気が溜まりにくくなります。
クローゼット用衣装ケースを押入れの手前に設置し、空いた奥のスペースには除湿剤を置いておくと、湿気が抜けやすくなりますよ。
衣装ケースに服を収納する場合は、7〜8割収納を心がけるとさらに効果的です。
詰め込みすぎると、衣装ケースの奥にモノが落ちてしまったり、衣類が湿気ったりするのでご注意くださいね。
結露には空気の通り道が肝心
押入れの結露を発生させないためには、空気の通り道を作り、湿気を追い出すことが大切です。まずは不要なモノを手放して隙間をつくり、定期的に扇風機を回したり、除湿剤を使ったりして湿気を飛ばすことを心がけてみてくださいね。
◆整理収納アドバイザー / Amemi
シンプリストで整理収納アドバイザーのAmemiです。
転勤族・ワンオペ育児・実家遠方の三重苦から抜け出すため、モノを減らしてシンプリストになりました。
持たない暮らしについて、X、ブログ、stand.fmにて発信活動をしています。