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義母「あなたは家族じゃないから」相変わらずの言い方にイラッ #頑張り過ぎない介護 250

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一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。

朝、部屋を訪ねたまる子さんに、義母がすかさず「婦人科の予約はいつ?」と聞いてきました。仕事の都合や予約状況を確認する必要があるため、まだ予約はしていないとまる子さんが答えると、義母は「なんでまだやってないの」とご立腹です。義母としては、婦人科の受診時間に合わせて便秘薬を飲む予定だったらしいのですが、まる子さんは初耳……。呼んだらすぐに来てくれて、頼んだらすぐに動いてくれるのは当たり前じゃないのに……と、他人の都合も考えずにあれこれ言う義母に、まる子さんはうんざりしています。

手術する気、あるんですか…?

前回の受診時、血圧の薬が入っていなかったと義母から言われ、まる子さんは内科の代理受診に行くことに。受付で血液検査の結果が出ていると言われたので、ついでに聞きながら、義母が気にしているひどいむくみの原因について先生の話を聞きました。そこで、義母が「無理しなくていい。それだけ動いていれば十分」と先生に言われたと話していたことを伝えると、先生は首をかしげていて……。わかってはいたものの、やはり自分は義母の創作話を聞かされていたのだと、改めて気付いたまる子さんでした。

義母は一刻も早く婦人科を受診したいようでしたが、私の仕事の都合もあり、ようやく受診することに……。

婦人科で診察台に上がる義母を手伝ったとき、手の甲に飛び出している義母の腸が触れて、嫌な記憶がよみがえります……。

デイケアからの報告通り、やはり義母が気にしていたような子宮脱(骨盤の底にある筋肉や靭帯がゆるみ、子宮が本来の位置から下がって腟の中や外に出てきてしまう状態)の状態にはなっていませんでした。

しかし、義母は治療を強く希望します。

義母の言葉では理解できないだろうと思い、先生にわかりやすく伝えます。

※ペッサリー…子宮脱や膀胱脱などで下がってきた子宮や腟壁を支えるために腟内に挿入する医療用リングのこと

希望通り、子宮脱を防ぐためのペッサリーを入れてもらいましたが、先生は直腸脱(直腸が肛門から外に飛び出してしまう病気)をなんとかしたほうがいいと言います。先生……私もそう思います……。

すると、手術をしないと決めたのは義母自身のはずなのに、なぜかドクターストップがかかっているという話になっていて……。

義母の言葉を聞いた先生は、紹介状を出してくれると言ってくれて、義母も了承。手術はしないと言っていたのに、「紹介状をもらう」と言うなんて、予想外の展開です。

先生を待つ間、改めて義母に「紹介状を持って大きい病院に行くのか」と確認したら……。

私は家族じゃないから、教えてくれないそうです。へぇ……。

※アノ子…義母の娘、まる子さんの義姉

そして、やはり行く気はないようで、私から先生に「やっぱり紹介状はいらない」と言うように指示がありました。

義母の言葉を、そのまま先生に伝えます。

これまでの経緯も、ついでに説明しました。

ここまで言っても、先生は大きな病院の受診を勧めてくれました。

しかし、義母から断るように言われていたので、断ろうとすると……。

えぇ……!?

この短時間で、いったい何が起こった……!? 最終的に、紹介状を出してもらうことになりました。義母に、何か心境の変化があったのでしょうか……。ひとまず、婦人科の受診は終わり!

義母から何度も圧をかけられていた婦人科の受診ですが、私の都合がなかなか合わずにようやく行けることになりました。その間も、デイケアでは看護師さんに診てもらっていて、義母が気にしている子宮脱は起きていないことを確認していましたが……。

先生に診てもらうと、やはり子宮口が開いているけれど脱出には至っていない状況とのこと。しかし、義母の強い希望もあり、その場で子宮の脱出をおさえるペッサリーを入れてもらうことにしました。先生は、子宮脱よりも直腸脱をなんとかしたほうがいいと言ってくれましたが、義母は「麻酔に耐えられないから手術はできないと外科の先生から言われた」と事実と異なることを言っていました……。

義母の言葉を聞いた先生は、「紹介状を出すから他の病院へ行ってみたら?」と提案してくれましたが、私が義母に手術をする気があるのか確認すると「まる子さんは家族じゃないから、帰ったら子ども(夫と義姉)と相談する」とのことで、相変わらずの言い方にイラッとしてしまいました。紹介状はいらないと言ったかと思えば、先生には「お願いします」なんて言っていて、義母に手術をする気があるのかどうかは、結局わからずじまいです……。

--------------

義母の場合、その場でコロコロ意見が変わるのは珍しくないので、病院での先生とのやりとりは自分でしてくれるのが一番スムーズだと思いますが、あくまでも言いづらいことはまる子さんに代わりに伝えさせるスタイルのようですね。でも、そこまでして「家族じゃない」という発言は、傷ついてしまいますよね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

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