秦野市清水町にも『みんなのベンチ』 地域住民らが参加し、市内5カ所目
秦野市清水町児童公園隣の広場に2月16日、地域住民の手によるベンチが完成し、設置された。
これは、高齢者などの休憩場所確保や地域住民の関係づくりを目的とした秦野市社会福祉協議会(社協)の「みんなのベンチプロジェクト」の一環。同プロジェクトとして、これまでにもベンチを設置しており、昨年9月には現地見学バスツアーを実施している。今回、そのバスツアーの参加者から、「ラジオ体操をしている広場にベンチを置き、おしゃべりできる場を作りたい」という話があり、5つ目のベンチとして製作することに決まったという。
ベンチ製作は、清水町自治会と悠々会、そしてベンチの設計を手掛ける山本厚生さん、社協が協力して行われ、小学生なども含めて23人が参加。参加者は、山本さんの指導のもと木材を組み立て、工具を使いながらベンチをつくっていった。子どもたちも保護者と一緒に工具を使い、「上手にできたね」と褒められる場面も。製作に参加した人からは、「ベンチに座ると山々を望むことができ、公園で遊ぶ子どもたちを見ることができてとても良い」「ものづくりが好きなので、ドリルが使えて楽しかった」などの感想が聞かれた。
社協では「『みんなのベンチ』が地域に増え、ベンチをきっかけに住民がつながり、安心してくらせるようになれば」と話している。