【煩悩解放】日本に1店舗しかない『はなまるうどん 肉店』で店舗限定メニュー「3種の煮込み肉まみれうどん」を完食したら背徳感がヤバすぎた話
先日、香川県を訪問した私(耕平)は、日本最長のアーケード街の高松中央商店街で驚きの光景を目にした。いつものようにオレンジの看板が目印の「はなまるうどん」があったのだが、店頭の様子が明らかに違う。
「煩悩を解放せよ!!!」「肉ラブ」「マシマシ」など、通常のはなまるうどんでは絶対に見ることのない文字がズラリと並んでいる。看板をよく見ると『はなまるうどん 肉店』と、聞いたことのない店名。
調べてみると、日本に1店舗しかない特別な店舗だった。「はなまる初の肉特化型店舗」とのことで、これは見逃せない。さっそく店内へ足を踏み入れると、そこには讃岐うどんの常識を覆すような肉肉しいメニューが待っていた──。
・煩悩解放戦線
この「はなまるうどん 肉店(高松兵庫町店)」は、創業25周年を記念して始動した「おいでまい!さぬきプロジェクト」の第2弾として誕生したとのこと。2025年8月7日にオープンしたばかりだ。
店頭は「煩悩」をテーマにした、のぼりやメニューがズラリと並び、通常のはなまるうどんとは一線を画した雰囲気だ。
特に目を引くのは、店舗限定の4種類の肉メニュー。圧倒的なボリュームや多様なトッピングなど、うどん業界ではあまり見られない「デカ盛り系」の魅力を讃岐うどんで楽しめるらしい。
その中でも牛・豚・鶏と合計370gの大量の肉を使用した、最高価格の「3種の煮込み肉まみれうどん(1500円)」に心を奪われた。
追加トッピングで「ニンニクマシマシだれ」と「チーズ」を注文。それぞれ金額は各100円だった。
合計1700円という、通常のはなまるうどんでは考えられない価格だが、その分期待も膨らむ。しかも店員さんから「調理に時間がかかります」と案内があり、通常のセルフスタイルとは違う本格的な調理が行われることがわかった。
・圧倒的肉量
約10分待つと、噂のメニューが運ばれてきた。その瞬間、思わず声が出そうになった。
「うどん、見えないやん……」
丼の中は文字通り肉で埋め尽くされていて、麺がどこにあるのかさえ分からない。370gの肉の量は数字で見ていたものの実際に目の前にすると、その迫力は想像をはるかに超えていた。
特にスペアリブの存在感がヤバすぎる。箸で持ち上げると、その厚みと重量感に驚かされる。
アッサリ系の讃岐うどんのスープも、肉の油でコクのある濃厚なスープに変貌している。通常のはなまるうどんとは、まったく別の料理と言っても過言ではない。
さらに牛のバラ肉の煮込みのボリュームもヤバいし……
鶏肉の煮込みも、大ぶりのものがたっぷりと入っている。
これは期待できるぞ! さっそく口に入れてみると……
「はい、煩悩解放!」
これはもう一口でわかった。完全に「うどん」の概念を超えている。肉の旨味が口いっぱいに広がり、その下に隠れているコシのある讃岐うどんが絶妙に絡み合う。
ボリューム満点で、一口食べるだけでも十分な満足感がある。
・追加トッピングで味変の極み
これだけの肉の量なので食べ進めるうちに、やはり味変が必要になってくる。まずは生卵の黄身を投入。
濃厚な肉の味が卵黄でまろやかになり、食べやすさがアップした。
次に追加した「チーズ」を投入。
卵黄に加えてさらにまろやかさが増し、まるでチーズフォンデュのような濃厚さになる。讃岐うどんでこんな味を楽しめるとは思わなかった。
最後の決め手は「ニンニクマシマシだれ」。
これを加えた瞬間、もう完全に「肉うどん」の頂点だと確信した。ガーリックの香りが広がり、肉の旨味をさらに引き立てる。もはや「背徳グルメの極致」と言えるだろう。
スプーンでチーズを絡めながら、麺とスープを一気にすすっていく。これまで食べてきたどんなうどんとも違う、新しいうどん体験だった。さすがにこのボリュームはキツいと思っていたが、意外にも箸が止まらない。
そして、気がつくと完食していた。
・讃岐うどんの新しい可能性
そんなわけで「はなまるうどん 肉店」は、伝統的な讃岐うどんに「煩悩」というエッセンスを加えることで、まったく新しいうどん体験を提供していた。この店舗限定のラインナップにある「背徳メニュー」を取り入れることで、新たなうどんのジャンルを切り開いたと言えるのではないだろうか。
高松に来ることがあれば、この「肉まみれ」を体験してもらいたい。ただし、相当な覚悟を持って挑むことをオススメする。なぜなら、一度この「煩悩解放うどん」を味わってしまうと、普通のうどんでは満足できなくなってしまうかもしれないからだ……。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 はなまるうどん 肉店(高松兵庫町店)
住所 香川県高松市兵庫町10-1
時間 10:00〜21:30
定休日 年中無休
参考リンク:おいでまい!さぬきプロジェクト
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.