【大雪に注意】節分の2日(日)にかけて冬将軍が「雪まき」 北海道の天気予報/2025年1月31日更新
北海道のあす2月1日(土)からの天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・2月1日~3日の札幌の天気
冬将軍が雪まき?
29日から日本海側で大雪が続いています。
31日午後4時までの48時間で降った雪の量は空知地方で特に多く、中空知の芦別では71センチと2022年と並んで統計史上最も多くなりました。小樽は47センチ、札幌は36センチで、景色が一変しましたね。
今年は2月2日の日曜日が節分です。冬将軍が準備をしているんですが、よく見ると豆ではなく…雪玉なんです。
雪だるまも見えますよね。どこに雪玉を撒こうとしているかというと…
札幌のある石狩湾周辺など道央なんです。石狩や後志地方では節分の日曜日にかけて大雪に注意が必要です。
どのくらいの雪が降るんでしょうか。
土日の予想降雪量です。
あす2月1日(土)は赤色、後志地方を中心に多いところ30センチ。留萌やせたな町、今金町、噴火湾周辺で20センチ前後、大雪になっている北空知、中空知は10センチくらいです。
2日(日)は石狩や後志地方で20センチ前後。札幌は土曜も日曜もそれぞれ10センチから20センチの雪が降るでしょう。湿った雪による停電や交通障害、車の立往生にも注意して下さい。
2月1日の北海道の天気と気温
あす2月1日の天気と気温です。
広く雪が降り、日本海側を中心に引き続き大雪に注意して下さい。気温は道北や道東方面を中心に、きょう1月31日より3度ほど低くなります。
2月1日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌は湿った雪で、屋根からの落雪にも注意して下さい。小樽や倶知安はまとまった雪となり、噴火湾周辺でも日中は雪が強まりそうです。
道北・空知です。
留萌周辺が雪の中心です。大雪になっている深川や滝川は短い時間に雪の強まるおそれがあります。旭川や岩見沢はあすも雪の量は少ないでしょう。
道東・オホーツク海側です。
道東は晴れて、風も弱まります。オホーツク海側の雪は弱いですが、気温が低いので、少しの風でも地吹雪に注意して下さい。
2月1日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
札幌周辺は日曜も午前を中心に雪が強まります。そのほかは月曜にかけて割合穏やかですが、あす2月1日夜から内陸では久しぶりに冷え込みが強まります。旭川で‐15度以下になるのは1月2日以来です。
つづいて、太平洋側です。
日曜日は晴れますが、月曜の午後は道南から天気が崩れ、火曜は道東を中心に大雪や吹雪となるおそれがあります。買い物など早めに済ませておきましょう。
2月1日~3日の札幌の天気
3日間の札幌です!2月1日~3日の天気をもんすけでお伝えします!
土日も湿った雪が続きます。日中の気温は0度くらいです。泥はねやザクザク路面に注意して下さい。傘もあるといいですよ。
重たい雪なので、雪かきの前は準備運動も忘れないで下さい。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※31日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU