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ヴァージン・オーストラリアが国内線でのペット同伴をサービス化へ

タイムアウト東京

ヴァージン・オーストラリアが国内線でのペット同伴をサービス化へ

オーストラリアのヴァージン・オーストラリア航空は2024年3月7日、同国航空会社として初めて、機内でのペット同乗を認める予定であることを発表した。規制当局の認可を受け、今後12カ月以内に国内線において、大規模な改変となるこの新サービスを導入する予定だ。

現状では、許可された介助犬でない限り、ペットは貨物室に預けることが義務付けられている。ただ、この計画案の承認後に、ヴァージン・オーストラリアの一部のフライトで飼い主が機内に持ち込めるようになるのは、小型の犬猫のみ。ヘビ、鳥、ハムスター、ウサギなどは対象外となり、これらの動物の飼い主は、旅行中に分離不安に悩まされることに変わりはない。

Photograph: Supplied

機内での同乗が可能になっても、全ての乗客が快適に過ごせるよう、猫や犬は通路を歩いたり乗客の膝の上に乗ったりすることはできず、ペット用キャリーケースに入れて指定された列の前の座席の下に置かなければならない。つまり、猫や犬が苦手な人は、その列から離れた席を予約すればいいというわけだ。

ヴァージン・オーストラリアは2021年にFacebookで調査を実施。85%が機内でのペット同乗に賛成で、ほとんどのオーストラリア人はペットフレンドリーなフライトに好意的といえる。また、70%の人が機内でペットと一緒に旅行するだろうと答え、57%の人が、そうしたオプションがあればもっと定期的に飛行機に乗ると答えている。

同社は空港と協力し、犬がトイレ休憩できる場所を増やすなどして、この取り組みを実現する予定だ。また、この新サービスの費用については、まだ検討中としている。 何はともあれ、愛猫や愛犬と一緒に休暇を過ごして、心温まる思い出を作りたい人たちには朗報だろう。

Melissa Woodley / Time Out Tokyo Editors

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