完璧な配役が泣ける演技に繋がった――「『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』劇場上映会 with STARS」イベントレポート|SMARTさん(ジン役)&BOOMさん(アキン役)ら6名のキャストとBOSS監督が登壇
日本ではアニメ化・舞台化もされている大人気BL漫画『抱かれたい男1位に脅されています。』。本作を原作とした、タイ実写ドラマ『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』(以下、『Top Form』)が、Rakuten TVにて2025年3月20日(木・祝)より配信中です。
最終回放送を間近に控えた5月17日(土)、第9話の劇場上映会が池袋HUMAXシネマズにて開催。イベントにはBOOMさん(ジン役)、SMARTさん(アキン役)、TOEYさん(ジェード役)、PEANUTさん(ジョニー役)、EUROさん(ナル役)、NAMWAANさん(ジュディ役)メインキャスト6名に加え、BOSS監督も登壇しました。
作品の魅力や撮影の裏話も明かされるなど、盛り上がりを見せた本イベントの模様をお届けします。
【写真】『だかいち』タイBL実写ドラマ上映会イベントレポート
「にっこにっこにー!」ファンサに大歓声
チケット発売からわずか30分で完売するなど、日本でも大きな注目を集めていた今回の劇場上映会。キャスト陣とBOSS監督が登場すると、満員の観客席から盛大な拍手が起こりました。
日本語を交えた自己紹介には、思わずファンもにっこり。日本の印象や好きなもの・言葉について質問されると、SMARTさんは「礼儀正しい。可愛い。おいしい」、BOOMさんは「大好き」、TOEYさんは「アニメ! 『鬼滅の刃』」、NAMWAANさんは「抹茶」、PEANUTさんは「温泉」、EUROさんは「富士」、BOSS監督は「猫」と、日本語で回答しました。
また、SMARTさんに促され、BOOMさんが「にっこにっこにー!」と客席に向けて『ラブライブ!』のポーズでファンサ! 2人の仲の良いやりとりに、黄色い歓声が上がります。
質問コーナーでは裏話も登場
続いては質問コーナーへ。『Top Form』主役のジン役&アキン役にSMARTさん&BOOMさんを選んだ理由についてBOSS監督は、「最初は主役の選択肢に無かったんですけれど、色々な困難を乗り越えた結果、この2人を選ぶのが正しい答えだと思いました」と回答。物語が終盤に近付くにつれ、その確信は深まっていったと話します。
配役が作品の魅力に繋がっていたことには、キャスト陣も納得の様子。作品の魅力についてSMARTさんは「各キャラクターがすごくリアルに人間臭く描かれているところが魅力」、BOOMさんは「役者がキャラクターとぴったり合っている」と、この配役だったからこそ脚本や演出が相乗効果を成したと説明しました。
TOEYさんは「漫画の実写化を役者一同、精いっぱいやった」、NAMWAANさんは「(各キャストが)キャラクターをすごく自然に演じている」、PEANUTさんは「僕たちの演技が皆さんの(キャラクターの)想像と一致していたと思う」と、演技の魅力も力説。最後にEUROさんが「このドラマの魅力は僕たち自身。美男美女揃いで可愛い!」と茶目っ気たっぷりに言うと、客席からは笑いと拍手が上がりました。
ここで、事前にSNSで募集した質問を訊いてみることに。作中のお気に入りシーンを訊かれたPEANUTさんの答えは、「ジンが車から降りたアキンを追いかけず、そのまま行かせてしまうシーン」。PEANUTさん演じるジョニーが起こした騒動が原因で、ジンとアキンの関係に溝が生まれてしまったシーンをチョイスし、笑いを誘いました。
また、BOOMさんに「作中で何度も泣いていたが、どうやって涙を流していたのか」と視聴者が気になっていた質問が寄せられます。すると「(泣けたのは)共演者のおかげであって、BOOMひとりでは泣けなかった」との回答が。
さらに、「実は泣くのは好きじゃなくて、プライベートでは泣いている所を見られたくない」と付け加えたBOOMさん。「ドラマでよく泣いていたのは、演技を真摯にやった結果」だと説明しました。相手役のジンをはじめ、キャスト陣の演技が完璧だったからこそ、自分の役に入りこめたと共演者に感謝を伝えます。
「撮影中に本気でキュンキュンドキドキしたことはある?」との質問に、EUROさんは舞台裏でジンがアキンにキスしたシーンをピックアップ。その際、BOSS監督に「これって脚本にあったんですか?」と尋ねた所、アドリブだったことが判明し、さらに照れてしまったと話します。そんなアドリブもあったSMARTさんですが、実は「NGシーンもラブシーンも全部照れていた」と意外な本音を明かしました。
監督&キャストが一丸に
歓声や拍手が絶えず、大盛り上がりを見せた劇場上映会。最後に、登壇者からファンに向けてメッセージが送られました。
SMARTさん「皆さん今日は会いに来てくださって、ありがとうございます。本当に嬉しいです。昨日は旅の疲れがあったのですが、今日皆さんに会って疲れがすっかり取れました」
BOOMさん「『Top Form』が終わってしまったら、すごく寂しいです。だから“さよなら”は言いたくない。皆さん、『Top Form』を応援して下さってありがとうございます。今後の僕たちの応援もよろしくお願いします」
TOEYさん「皆さんありがとうございます。皆さんの応援によって、次のシーズンがあるかないかが決まるので、このシーズンが終わっても全員の応援をよろしくお願いします」
NAMWAANさん「SNSを見ていると、海外からの応援をすごく感じます。今日は会いに来てくださって本当にありがとうございました」
PEANUTさん「皆さん、このあと美味しいご飯を食べるのを忘れないでください。『Top Form』はもうすぐ最終話になりますが、これからも僕たちの応援をよろしくお願いします」
EUROさん「皆さん、今日は会いに来てくださってありがとうございます。今回、日本に初めて来たんですけれど、とても感動しました。これも皆さんのおかげです」
BOSS監督「ドラマの中ではジンとアキンをはじめ、他のキャラクターたちも色んな困難を乗り越えて愛し合ってきました。私たちの実生活でも色々と大変なことがあって、このドラマが実現するまでにとても遠い道のりがありました。でも、途中で目の前が真っ暗になった時、目を開けたら世界中に(ファンという)花が咲いていたんです。心からありがとうございます」
涙交じりにファンへ感謝の言葉を伝えたBOSS監督につられ、目頭を押さえたBOOMさん。しみじみとしたキャスト陣に向けて、最後にBOSS監督から「皆でハグしよう」との提案が! キャスト&監督が壇上でひとかたまりになった感動的なシーンに割れんばかりの拍手が巻き起こり、大盛況の中、劇場上映会は幕を閉じました。