大分県U-11サッカー選手権 アリアーレが初優勝 【大分県】
第36回大分県U-11サッカー選手権大会
12月1日 レゾナックサッカー・ラグビー場Aコート
決勝
FCアリアーレ 1-0 カティオーラフットボールクラブU-12
104チームが参加し、9月末から県内9地区でリーグ戦が行われた。各地区上位の精鋭たちが集まり、決勝リーグを勝ち上がった8チームが決勝トーナメントに進出。12月1日の決勝では、日田・玖珠地区代表のFCアリアーレが大分地区代表のカティオーラフットボールクラブU-12に1-0で勝利し、うれしい初優勝を飾った。
決勝トーナメントの2試合をPK戦の末に勝ち上がったアリアーレは、勝負強さが際立っていた。決勝でも押し込まれる時間は長く続いたが、「粘り強く戦えばチャンスは必ずある」という坂本淳吾監督の思いを、選手たちが体現した。前半のシュート数は、カティオーラの6に対し、アリア-レは1。防戦が続いたが、スコアレスで折り返した。
大会を通じて成長したアリアーレ
ハーフタイムに「ここまでは想定通り。後半はセットプレーが大事になる」と指示を受けた選手たちは、これまで繰り返した練習を思い出す。後半も劣勢は続いたが、カウンターから決定機をつくり出し、この試合初めてのCKを得た後半13分。相良琉希翔(4年)の遠いサイドを狙ったキックに、キャプテンの建来和(5年)が頭で合わせてネットを揺らす。建は「狙い通り。合わせるだけだった」と胸を張った。
ワンチャンスをものにしたアリアーレは虎の子の1点を守り切り、勝利する。坂本監督は「この大会を通じて、選手は成長した。相手に流れがあるときでもしっかり守り、チャンスをものにできる強さを身に付けた」と目を細めた。3月の九州大会に向けて、建は「これからもみんなとコミュニケーションを取って、九州大会で上位に入って全国大会に出たい」と意気込みを語った。
初優勝し、九州大会に臨む
(柚野真也)