キレイになれる性感染症の歪を描く新ドラマ、「glee/グリー」ライアン・マーフィー手がける ─ エヴァン・ピーターズやアシュトン・カッチャーら出演決定
「glee/グリー」(2009-2015)などヒットメーカーのライアン・マーフィーが手がける米FXの新作ドラマ「The Beauty(原題)」に、『X-MEN』「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのエヴァン・ピーターズ、『ツイスターズ』(2024)などのアンソニー・ラモス、『インスペクション ここで生きる』(2022)ジェレミー・ポープ、『スティーブ・ジョブズ』(2015)などのアシュトン・カッチャーが出演することがわかった。
本作は、ジェレミー・ホーン&ジェイソン・A・ハーレーによる同名コミックに基づくドラマシリーズ。マーフィーは、長年のコラボレーターであるマシュー・ホジソンと共同でクリエイター・脚本・製作総指揮を務める。全11話から成るシーズン1は、2024年11月頃に撮影開始予定だという。
本作のプロットやキャラクターなどの詳細は明かされていないが、原作コミックは、感染者を美しくする性感染症を題材とした物語だ。外見の美しさに執着する現代社会を背景に、国民の多くが日に日に美しくなる性感染症を利用する世界が描かれる。そんななか、主人公のドリュー・フォスター刑事とカーラ・ヴォーン刑事は、その恐ろしい代償を知ることになるという。
米によれば、ドラマ版も男女が主役で、現在女性キャスト探しが進められているとのこと。カッチャーはハイテク企業の億万長者役を演じるらしく、残り3人の誰かがドリュー役を演じる見込みだ。Deadlineはピーターズが有力と伝えている。
ピーターズといえば、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズ、「POSE/ポーズ」、「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」などのマーフィー作品でお馴染み。映画『X-MEN』シリーズのクイックシルバー役でも知られ、他にも「ワンダヴィジョン」や「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」など数々の人気作品に出演している。
ラモスは傑作ミュージカル『ハミルトン』で二役を演じて注目を浴びたのち、映画『アリー/ スター誕生』(2018)へ出演。自身の主演ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』(2021)では、再び同じ役で出演を果たした。直近では『ツイスターズ』に出演し、次回作としてマーベルの新ドラマ「アイアンハート(原題)」が控えている。
ポープは「POSE」、Nettflixドラマ「ハリウッド」といったマーフィー作品や、映画『あの夜、マイアミで』(2020)に出演。主演映画『インスペクション ここで生きる』では、ゴールデングローブ賞ノミネートを果たしている。
カッチャーは映画『バタフライ・エフェクト』(2005)、人気シットコム「ザット'70sショー」(1998-2006)、MTV番組『パンクト』(2003-2007 2012)など、2000年代のハリウッドで大活躍。主演を務めた映画作品には『抱きたいカンケイ』(2011)や『スティーブ・ジョブズ』(2013)、テレビ作品には「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」などがある。直近では、のラブコメ映画『ユアプレイス、マイプレイス』(2023)に出演。ITベンチャー投資家としても知られているため、今回の役は適任といえそうだ。
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