日本代表DF伊藤洋輝がバイエルンでの充実した日々を語った!名DFヴァンサン・コンパニ監督から学んだこと「DFは痛がるなって言われる(笑)」
約9カ月ぶりにサッカー日本代表にけがから復帰したDF伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン、磐田ユース出身)が、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン代表、サウジアラビア代表との3月シリーズ2試合にフル出場しました。
バーレーン戦では先制点の起点になるくさびのパスを供給するなど、けが人が多い最終ラインで存在感を放ち、本大会メンバー入りへ好アピールしました。
本大会まで約1年3カ月。「高いレベルでプレーして個々がしっかり成長した上で(代表に)集まり、チームとして機能すればおのずと上に行ける」とそれぞれのチームでの過ごし方の重要性を認識しています。世界有数のビッグクラブで送る刺激的な日々について語ってくれました。
一問一答「DFは痛がるなって(笑)」
―日常から世界トップレベルを体感している。日本がW杯で優勝するために高めなければいけないものは。
個の力でどれだけできるかというところ。(バイエルンのチームメートの)ジャマル・ムシアラやハリー・ケインを見てて、やっぱり練習でもバンバン点をとる。一人でも苦しい局面を変えられる選手は重要になる。
バーレーン戦も(鎌田)大地君が入ってきて流れをよりぐっと持ってきてくれた。代表よりチームでの活動の方が長いので、高いレベルでプレーする個々がそれぞれ成長した上で集まって、チームとして機能すればおのずと上にいける。
―チームの監督は現役時代名DFだったヴァンサン・コンパニ。
(イングランド・プレミアリーグの)マンチェスター・シティやベルギー代表で活躍してきた選手で、個々のところ、チームのこと本当にいろいろなことを学べている。一人のDFとして成長できればいい。
―具体的にはどんなことを学んでいるか。
体の向きやラインコントロールなど基本的なところが多い。クロス対応だったりDF全般を学んでいる。あと「DFは痛がるな」って言われる(笑)
―基礎的な部分が多い?
監督の現役時代を見ていたら分かるが、やっぱりまずはアグレッシブに戦うというところを常に重要視している。特に僕たちはマンツーマンのシーンが多い。個のところで負けると一つずつずれてきてしまうので、口酸っぱく言われている。最終ラインの選手だけのブロックの練習や振り返りなんかもある。
―コンパニ監督も現役時代にけがで苦しんでいたイメージがあるが…。
なので、僕がけがをしている時期もけが人の気持ちが分かって常にポジティブな言葉をかけてくれた。メンタル的な部分もケアしてほしいとのことで、まずは焦らずに戻れということだった。